雪を活用した貯蔵研究で雪だるま財団と包括協定ー東京農大2020年6月18日
東京農業大学は6月1日、雪だるま財団(新潟県上越市)と包括連携協定を締結した。
雪室外観
同財団は再生可能な資源である雪冷熱を活用し、雪室による食品保蔵に関する研究を手がけている。雪室は雪の冷気で低温・高湿度の安定的な貯蔵環境を作ることができ、電気を用いず停電に左右されることがない。また、堅牢で自然災害に対する強さもある。
東京農大は、雪の特性を生かし米や傷みやすい果物の長期保存および食味検証などで、研究面からの支援を行っていく考え。さらに、雪深い山間地域をフィールドにした経験を学生が積むことにより、地域社会が抱える課題を解決できる人材を育成。同大の理念である「実学主義」を具体化していく。
雪室内部
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