スマート農業推進センターを開所ー岐阜県2020年6月23日
岐阜県は6月18日、海津市に「岐阜県スマート農業推進センター」を開所した。ICTや人工知能、ロボットなどの先端技術を活用して、経営規模拡大・高品質生産を実現するスマート農業の情報発信拠点として活用していく。
オペーレーションセンター外観
同日、オープニングセレモニーと内覧会を行い関係者に披露した。同センターは、農業者が最新のスマート農業機器などを、実際に見て体験して学び便利さを実感できる情報発信の拠点施設。オペレーションセンター・モデル温室・実演ほ場の3施設で構成する。
オペレーションセンターは、様々な営農類型のスマート農業機械の展示会や操作体験会を実施。スマート農業技術の活用方法や、ビックデータの分析方法などの研修会・実演会に活用していく。
施設規模は196.05m2の鉄骨平屋建て。機械展示スペースは93.4m2で農業機械3台の展示が可能。
研修スペースは83.0m2で約20人収容可能。展示するスマート農業機器類は自動運転トラクター、アシストスーツ、ドローン、ラジコン草刈機など。
モデル温室は、施設園芸における最新スマート農業機械を展示・操作体験できるほか、機器を実際に用いた栽培実証を実施。実証で得たデータは、施設園芸におけるスマート農業に関する研修会・実演会に活用する。
施設規模は432m2(間口7.2m×3連棟、奥行20m、軒高3m)。導入したスマート農業技術は、複合環境制御システム(温湿度・CO2・日射量なdpにより各設備・潅水を制御)、営農管理システム(栽培技術・労務状況・投下資材などを「見える化」)。栽培品目は冬春トマト(独立ポット耕栽培)。
実演ほ場は、自動運転トラクターや農薬散布・生育診断用ドローンなどの最新スマート農業を備え、機械の実演会・操作研修会を実施。ほ場規模は30a。実演するスマート農業技術は、自動運転トラクター、直進キープ田植機、自動運転コンバイン、ドローンなど。
モデル温室
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日