2工場で野菜未利用部の飼料・肥料化に成功 サラダクラブ2020年7月2日
パッケージサラダ製造・販売の(株)サラダクラブは、三原工場(広島県三原市)と真庭工場(岡山県真庭市)で「野菜廃棄物ゼロ化」を実現した。
野菜廃棄物ゼロ化(飼料化・肥料化の組み合わせ)の流れ
「野菜廃棄物ゼロ化」は、パッケージサラダ製造時に発生する野菜の未利用部を工場内で全て飼料や肥料に変え、酪農家や契約産地に売却して有効活用化する施策のこと。2020年1月の遠州工場(静岡県周智郡森町)が最初の事例となる。
三原工場と真庭工場で発生した野菜の未利用部は、これまで産業廃棄物処理業者を通じリサイクルしていたが、発酵分解装置を導入することで工場内で肥料化できるようにした。肥料は、各工場と野菜の契約取引を行っている近隣産地に売却する。
これにより、契約産地には安価な国産肥料が手に入るというメリットがある。また、資源をむだにしない循環型農業も構築することができる。
同社は7つの直営工場をがあり、2021年度までに全直営工場の「野菜廃棄物ゼロ化」を目指す方針。今回三原工場と真庭工場で実現したことで、3工場での「野菜廃棄物ゼロ化」が完了した。
同社は、今後も限りある資源である野菜の有効活用を通じ、環境を大切にする循環型社会の実現に向けた取り組みを進めていく考えだ。
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