農林水産被害額160億円-令和2年7月豪雨 13日現在 農水省調べ2020年7月14日
農林水産省は令和2年7月豪雨による農林水産関係被害について、7月13日時点で159億9000万円と発表した。現時点までの被害報告を集計したもので、九州北部、岐阜県、長野県など大雨特別警報が発表された地域を中心に、今後さらに農作物の大きな被害が予想される。
これまでに熊本県の人吉・球磨地域、芦北地域、鹿児島県の北薩地域などで甚大な被害が確認されている。
農林水産関係の被害は34道府県から報告が上がっている。
農作物等の被害額は14億円。16府県から報告があり、水稲、施設野菜、露地野菜、果樹、花き、葉たばこの冠水や、露地野菜の倒伏、果樹の枝折れ、落果などの被害が出ている。また、畜舎、堆肥舎、食肉処理施設の冠水、損壊などの被害のほか、5県で10万頭羽以上の水死などが確認されている。農業用機械、農業用資材の冠水も起きた。
農業関係の被害額は23億円となっている
林野関係では25道府県計345か所の林地荒廃が報告され、林道施設などの被害と合わせて121億円となっている。
水産関係は漁船、漁港施設などで0.9億円の被害が確認されているが、養殖や水産物などの被害は調査中となっている。
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