地域活性化へ包括連携協定、農業IoTを推進 埼玉県川島町と凸版印刷2020年7月17日
埼玉県川島町と凸版印刷(株)は、地域活性化を目的とした包括連携協定を締結した。
川島町産の夏野菜
川島町は都心から約45kmに位置し、四方を川に囲まれた豊かな自然が今も多く残る人口約2万人の町。四季折々の花が咲き誇る美しい自然景観や、水と緑あふれる土地といった自然の恵みがもたらす農作物などの地域資源を有している。
川島町と凸版印刷(株)は、町の豊かな地域資源を活用しながら人口減少や少子高齢化など地域課題の解決に向けた地域活性化の取り組みを共同で推進していく。
【背景】
少子高齢化の進行や東京一極集中により、地域の人口減少問題は深刻化している。このため川島町は、地域活性化ビジョンとして2015年度に「川島町まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定。「地域産業の活性化と雇用の創出」「人を呼び込む観光・交流の活性化」を基本目標に掲げ、施策を推進してきた。
こうした背景のもと、川島町と凸版印刷(株)は18年度から継続的に地域活性化のための取り組みを進めている。
町の農産物・加工品などの認知度向上やブランド化のため、凸版印刷(株)が運営する食文化情報発信ウェブサイト「SHUN GATE(シュンゲート)」を通じ、特産品のいちじくや郷土料理など地域資源の魅力を紹介。首都圏における物産展なども企画してきた。
【協定の概要】
川島町と凸版印刷(株)は、協定を通じた20年度の新たな取り組みとして、観光コンセプト開発や地域活性化推進団体の設立、農業IoTの推進などを共同で行う予定。また、川島町を実証フィールドとして地域活性化における新事業開発を行い、町の課題を解決するとともに全国の地方自治体への展開も目指す。
川島町と凸版印刷(株)は、「川島カレー」や「いちじくジャム」などの「KJ(かわじま)ブランド」向上のため、専門家による商品パッケージデザイン改良やテストマーケティング支援・消費者調査、販売促進のためのツール開発などに取り組んできた。
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