平均収入額609万円で前年比11万円増 農家の家計実態調査 家の光協会2020年7月20日
家の光協会はJA全国女性組織協議会と協力して、農家の生活設計や夢の実現へ向けた「ハッピーマイライフ」運動を行うなかで実施した「2019年農家の家計の実態調査結果」について報告書をまとめた。
同調査は、過去5年間の推移に注目しながら「農家の家計実態の特徴」「自家生産物の家計への活用状況」「家の光家計簿の活用状況」の3つに焦点を当てて分析している。
2019年調査は、2019年12月から2020年2月の期間、「家の光家計簿」への記帳者を対象に調査票を送付し、返送された中から243票を有効回答とし集計・分析した。調査協力者は女性が9割を占め、年齢は24歳から94歳と幅広く、平均年齢は61.9歳。調査では、昨年の台風など自然災害の農業への影響や、10月の消費税率引き上げによる家計への影響がみられた。
◎農家の家計実態
農業収入や農外収入などを合わせた1世帯当たりの平均収入金額は609万円で、前年の598万円から11万円増加。一方、平均支出額は605万円で、前年の608万円から約3万円減少した。
収入の内訳ごとに前年と比べると「農業収入(現金)」は126万円で前年比12%減。「農外収入(現金)」は363万円で同6%増えた。「その他の収入」は118万円で同7%増と前年とは収入の内訳が異なっている。農業収入がある世帯や農業収入が年間15万円以上ある農家世帯の比率は前年を上回っていることから、前年に比べて小規模経営農家の回答が多かったと考えられる。
支出額の内訳は「農業・農外・租税計」が137万円で前年比11%減少。その結果、「可処分所得」は前年を6%上回り、「家計支出額」は324万円で前年比2%増だった。
また、農家世帯に限ってみると、総収入額の平均は842万円で、前年より約50万円の減少となった。そのうち「農業収入」は308万円で前年から約88万円の大幅減となった。一方、「総支出額」は823万円で前年から約61万円減。「可処分所得は、農家世帯で570万円となり、前年より約20万円増加した。
家計支出を費目別に前年と比べると、11費目のうち9費目で前年を上回る支出額となった。なかでも「飲食費」が前年から1218円増。「嗜好費」はこの5年間で一貫して増加している。前年の支出額を下回ったのは「住居・家財・高熱水道費」「自動車・交通費」だけだった。
◎自家生産物の家計への活用
自家生産物を家計の一部として利用し、その額を家計簿に記帳している世帯は14.8%と前年に続き2割を下回り、この5年間で最も低い水準となった。一方、自家生産物の活用状況を家計簿に記帳している世帯における自家消費分を金額換算すると、年間17万2746円で前年より3万円以上増加し、この5年間で最も多い額となった。
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