高校生科学教育大賞最優秀賞に常総学院高校 バイテク情報普及会が決定2020年7月22日
バイテク情報普及会は、第4回高校生科学教育大賞の授賞校を決定した。最優秀校には、茨城県土浦市の常総学院高等学校 による「高校生 (スマート)農業を始めるまでの全記録」が選ばれた。
同会は、持続可能な農業の実現や食料の安定供給への貢献を念頭に、バイオテクノロジーの重要性について理解を深める各種活動を行っている。
その一環として、これからを担う高校生に「植物バイオテクノロジー」と「持続可能な農業」について学び考えるきっかけにすることを目的とした「高校生科学教育大賞」を、2017年に創設している。
支援対象となる科学教育活動を公募し、採択校には活動費用として1校あたり最大100万円を支援する。第4回となる今回は全国の高等学校から計15件の応募があった。
外部委員や同会会員企業で構成する選考委員会で審査した結果、最優秀賞には常総学院高等学校(茨城県土浦市)の「高校生(スマート)農業を始めるまでの全記録」が選ばれた。活動支援金として申請額満額となる50万円が給付される。
同校の記録では、農作業経験のない高校生がゼロから農業を始めるとどんな疑問や課題が生じるのかを明らかにしている。日本の農業が抱えている問題を明確化するとともに、若者が農業を職業として選択し持続可能な農業を実現することによる社会貢献が期待できる点が高く評価された。
優秀賞には大阪府池田市の府立園芸高等学校による「高校間連携による植物・微生物のDNA分析とバイテクに関する生徒研究の地域推進」、山形県川西町の県立置賜農業高等学校による「空気浄化スーパー植物『ニオイ木』の開発と普及に関する研究」が選ばれ、それぞれ30万円が支援金として給付される。
審査員特別賞には、広島県東広島市の県立西条農業高等学校、福島市の福島成蹊高等学校、東京都文京区の貞静学園中学校・高等学校、同港区の広尾学園高等学校、岐阜県大垣市の県立大垣西高等学校が選出された。
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