植えたり開封しないで! 植物防疫所が謎の「種子」問題で注意促す2020年8月3日
注文していないビニール袋入りの「種子」がある日突然海外から郵送されてくる問題で、植物防疫所は7月31日、種子を植えたり袋を開封しないよう、自らのホームページを通じて注意を促し始めた。
一般紙の報道などによると、「突然届いた郵便物を開けたら、緑色っぽい細長い種子が袋の中に詰まっていた」、「袋に貼られたシールの下には発信元が中国になっている」などというツイートが29日辺りから日本でみられるようになって事が発覚。
アメリカで先行し物議をかもした「謎の種子」は朝顔の黒い種を小さくしたような形状だといい、日本においては横浜から札幌まで広範な地域で確認されている。
送り主が中国であること以外、何の目的で、誰が郵送した種子なのか現時点で何も判明しておらず、不気味と言わざるを得ない。
植物防疫所のホームページによると、植物防疫法の規定で植物防疫官の検査を受けていない種子などの植物は輸入できないことになっており、仮に検査で合格した種子であれば、外装に合格のスタンプ(植物検査合格証印)が押されているという。
当然ながら、今回問題になっている種子に同様のスタンプは押されておらず、「心当たりのない種子が届いても、庭やプランターなどに植えないでください。また、ビニール袋に入っている場合、それを開封しないでください」と注意が促され、手元に届いた場合、最寄りの植物防疫所に相談することとしている。
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