果樹カメムシ類の被害を確認 山形県病害虫防除所 発生状況の確認と注意を呼びかけ2020年8月26日
山形県病害虫防除所は8月24日、果樹カメムシ類による被害を広域で確認したと発表した。今後シーズンを迎える台風通過後に飛来が増える傾向にあり、園内の十分な見回りなどで発生状況を確認するよう注意を呼びかけている。
被害果(左)と切断面(右)
庄内地域で栽培されている「柿」で発生を確認したもので、8月後半(17~20日)に4つの地点で実施した巡回調査と、5つの地点で実施した特別巡回調査の結果分かった。山際に近いほ場を中心に広範なエリアで被害が確認されている。
8月中旬に行ったクサギカメムシの誘殺数は平年より20頭以上多い75頭、チャバネアオカメムシも20頭以上多い47頭となり、鶴岡市の地区予察ほ場においても平年より5頭ほど多い14頭という結果を得た。
果樹カメムシ類の園内への飛来は、気温や湿度が高い日や、台風通過後に多くなる傾向があり、同防除所は「園内を十分見回り、規制状況や被害果の発生状況に注意すること」と呼びかけている。収穫期までの長期間にわたって加害は続くことから、定期的な園内見回りを防除対策として示している。
また、成幼虫が寄生していたり被害果が確認されたりした場合は、農薬の使用基準を順守し、収穫時期を考慮しながら薬剤散布を行うとしている。近隣地や周辺作物に飛散しないよう注意し、農薬使用後の防除日誌記帳も忘れないよう促している。
重要な記事
最新の記事
-
米価上昇止まらず 4月7日の週のスーパー販売価格 備蓄米放出効果いつから2025年4月21日
-
【人事異動】農水省(4月21日付)2025年4月21日
-
【人事異動】JA全農(4月18日付)2025年4月21日
-
【JA人事】JA新ひたち野(茨城県)新組合長に矢口博之氏(4月19日)2025年4月21日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】四つ巴のお手玉を強いられる植田日銀 トラの圧力"内憂外患"2025年4月21日
-
備蓄米放出でも価格上昇銘柄も 3月の相対取引価格2025年4月21日
-
契約通りの出荷で加算「60キロ500円」 JA香川2025年4月21日
-
組合員・利用者本位の事業運営で目標総達成へ 全国推進進発式 JA共済連2025年4月21日
-
新茶シーズンが幕開け 「伊勢茶」初取引4月25日に開催 JA全農みえ2025年4月21日
-
幕別町産長芋 十勝畜産農業協同組合2025年4月21日
-
ひたちなか産紅はるかを使った干しいも JA茨城中央会2025年4月21日
-
なじみ「よりぞう」のランドリーポーチとエコバッグ 農林中央金庫2025年4月21日
-
地震リスクを証券化したキャットボンドを発行 アジア開発銀行の債券を活用した発行は世界初 JA共済連2025年4月21日
-
【JA人事】JA新潟市(新潟県)新組合長に長谷川富明氏(4月19日)2025年4月21日
-
【JA人事】JA夕張市(北海道)新組合長に豊田英幸氏(4月18日)2025年4月21日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡2025年4月21日
-
農機・自動車大展示会盛況 JAたまな2025年4月21日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」おかやま和牛の限定焼肉メニューは「真夏星」 JAタウン2025年4月21日
-
「かわさき農業フェスタ」「川崎市畜産まつり」同時開催 JAセレサ川崎2025年4月21日
-
【今川直人・農協の核心】農福連携(2)2025年4月21日