転作届け9月18日まで延長-農水省2020年8月27日
農林水産省は8月26日、8月31日が提出期限となっていた主食用米を飼料用米などへ用途を転換する計画書の提出期限を9月18日まで延長することを決めた。
計画書の提出期限は当初は6月末だったが8月末に延長しており、今回は再延長となる。
令和2年産米の作付意向調査結果では、元年産実績とくらべて主食用米については多くの主産県を含めて25県が「前年並み」としており、農水省は主食用米の生産量は微減と見込む。
一方、戦略作物で「減少傾向」だとしたのは飼料用米で28県、加工用米で20県と4月末現在の作付意向調査にくらべて減少傾向の県が増えている。 こうしたなか7月30日に農水省が示した元年/2年の需要実績は前年の735万tから約22万t減少し713万tとなった。6月末在庫は前年から約12万t増加し201万tと適正とされる180万tを大きく超えている。そのため出来秋以降、主食用米が過剰となる可能性もあることから加工用米、飼料用米などに転換する必要があるとして、農水省は期限を延長して需給調整への取り組みを産地に呼びかけてきた。
今回の再延長は、新型コロナウイルス感染症の拡大で産地での説明会などが開催できなかったことなどをふまえ、2年産米の集荷・販売が本格化するまでに、現在の需給状況を現場に浸透させて飼料用米などへの転換を検討する期間を確保するため。9月18日まで飼料用米などの新規需要米取組計画書と加工用米の取組計画認定申請書の追加・変更ができる。また、これらの計画に取組む農業者の特定は10月19日までとなっている。
重要な記事
最新の記事
-
(393)2100年の世界【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月19日
-
【'24新組合長に聞く】JA鹿児島きもつき(鹿児島) 中野正治組合長 「10年ビジョン」へ挑戦(5/30就任)2024年7月19日
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(1)地域住民とともに資源循環 生ごみで発電、液肥化2024年7月18日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日
-
【注意報】過去10年間で最多誘殺 水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年7月18日
-
【注意報】平年の4倍 水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年7月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「財務省経済産業局農業課」て何?2024年7月18日
-
1970年代の農村社会の異質化の進展と農業【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第299回2024年7月18日