耕地利用率 91.4%-令和元年統計 農水省2020年9月3日
農林水産省は9月2日、令和元年農作物作付延べ面積と耕地利用率を公表した。
田畑計の作付(栽培)延べ面積は402万haで前年にくらべて2万8000ha(1%)減少した。野菜と果樹の作付面積が減ったことが要因。
耕地面積は439万7000haで耕地利用率は91.4%と前年より0.2ポイント低下した。
田畑別にみると、田の耕地面積は239万3000ha、作付延べ面積は222万haで耕地利用率は92.8%。前年より0.2ポイント低下した。水稲は1000ha減の146万9000ha、麦類は1000ha増の17万2300ha、大豆は2400ha減の11万6000ha、ソバは100ha増の3万8200haだった。野菜などその他作物は1万3800ha減の42万3400haだった。
畑の耕地面積は200万4000ha、作付延べ面積は179万9000haで耕地利用率は89.8%。前年より0.2ポイント低下した。麦類は800ha減の10万800ha、大豆は700ha減の2万7600ha、ソバは1400ha増の2万7200haだった。野菜、果樹などその他の作物は1万2000ha減の164万3000haだった。
作付延べ面積と耕地利用率は平成22年に423万3000ha、92.2%だった。以後の10年間低下を続けている。
3月に閣議決定した食料・農業・農村基本計画では10年後の令和12年に農地面積を414万ha確保し、作付延べ面積を431万ha、耕地利用率を104%とすることを目標にしている。
以前の耕地利用率統計の記事は以下の通り。
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