ツマジロクサヨトウの被害を初確認 宮城県病害虫防除所2020年9月4日
宮城県病害虫防除所は9月3日、ツマジロクサヨトウによる飼料用トウモロコシへの被害を初めて確認したと発表した。ほ場を見回り早期発見に努め、被害防止を図るよう促している。

県南部で栽培されている飼料用トウモロコシでツマジロクサヨトウの疑義幼虫が9月1日に発見され、横浜植物防疫所に依頼した同定の結果、翌2日にツマジロクサヨトウであることが正式に確認されたもの。
県内ではこれまで、フェロモントラップで雄成虫が確認され、本種幼虫によるスイートコーンへの被害も確認していた。
飼料用トウモロコシでの確認は今回が初めてで、トウモロコシ(実)の先端部を食害し、虫ふんとともに確認された。
播種が遅い作型では今後も被害が発生する可能性があるため注意を促すとともに、発生を認めた場合は参考リストに基づいて農薬による防除を行うよう求めている。現時点でツマジロクサヨトウに対する登録農薬はない。
農薬による防除が困難な場合は、収穫が可能であれば早期収穫・調製を実施し、発生したほ場では、収穫後に残った株や土壌中に幼虫やさなぎが残る可能性があるため、速やかに複数回の耕耘を行うことも求めている。
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