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果樹カメムシが全国的に発生 27府県で増加を予想 農水省2020年9月10日

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農林水産省が9日発表した令和2年度 病害虫発生予報第7号は、水稲のトビイロウンカの他にも多くの病害虫が発生している実態が報告されている。とくに果樹カメムシの発生が広がっており、厳重な注意が必要だ。

果樹カメムシが全国的に発生 

JAcomではこれまで、水稲のトビイロウンカに着目し、現場で警報や注意報が出るたびに報じてきたが、農水省による9日午後の発表を受け、速報として掲載した。

農水省は、同日20時に果樹カメムシの発生が平年より「やや多い」地域に愛知県、山口県、熊本県を追加する訂正を行った。平年より「多い」と予想した地域は東北、北陸、東海、近畿、四国、北九州の6地域(13県)で、北関東、中国、南九州の3地域(14府県)は「やや多い」としている。

その他、もものせん孔細菌病も、南東北、甲信、北陸の3地域が平年より「多い」と予想し、なしの黒星病では南東北と北陸で、かんきつの黒点病も東海と四国が平年より「多い」としている。

ぶどうのべと病で平年より「やや多い」と予想した地域は、北関東、甲信、中国、北九州の4地域に及んでおり、北陸では平年より「多い」と予想。

平年より「多い」とした地域こそなかったが、北陸、近畿、四国地域ではかきの炭そ病、北東北、北関東、中国地域はなしのシンクイムシ類、同じくなしではハダニ類も北陸、中国、北九州が平年より「やや多い」と予想している。

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