農水省 組織再編を検討2020年9月17日
農林水産省は組織再編を検討する。9月15日、退任前の最後の定例会見で江藤拓農相が明らかにした。
江藤農相は農協改革について「組織として自主的に改革するんだという強い意識を持っていただけるに至った」と評価し、「では、この農林水産省のあり方はどうあるべきなのかということも考えるタイミングに来たのではないかと考えている」と述べ、いくつかの指示を出したことを明らかにした。
食料産業局、生産局、政策統括官といった局をあり方を検討し、輸出促進のための組織や、米、麦、大豆、園芸作物を耕種農業として一体として担当する組織が必要との考えを示した。また、畜産についても輸出の柱になり、農業生産額の多くを占めるに関わらず、農水省では畜産部までしかないことから「局レベルで再編することが必要ではないか」とも話した。
組織再編の必要性については昨年の大臣就任後、4、5か月から考えてきたという。とくに豚熱対応では消費・安全局と生産局畜産部が関わるなど「少し整理したほうがいいと感じた」と明かし、「現場にばかり変化を求めるのではなくてわれわれも変わっていかなければならないことは言うまでもないこと」とし、次の農相にもその思いをしっかり伝えて現場に十分な貢献をする組織再編を進める必要性を強調した。また、菅新政権に対しては輸出5兆円目標の実現を通じて日本の農業を強くする基盤づくりや、規制改革によるスマート農業の推進などを通じて、「日本農業を強くし、地方を活気ある場所にする政策を展開していただきたい」を述べた。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(125) -改正食料・農業・農村基本法(11)-2025年1月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (42) 【防除学習帖】第281回2025年1月18日
-
農薬の正しい使い方(15)【今さら聞けない営農情報】第281回2025年1月18日
-
イタリアはラーメンブーム【イタリア通信】2025年1月18日
-
「一揆は対立ではなく連携へののろし」 この機逃せば農村消える 山形県の農家・菅野芳秀さん2025年1月17日
-
鳥インフルエンザ続発 愛知で国内30例目、千葉で31例目2025年1月17日
-
米の作況指数 「農水省発表マイナス5が新潟の実感」 新潟大・伊藤助教が指摘2025年1月17日
-
鳥インフル 米デラウェア州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月17日
-
令和6年度スマート農業アクセラレーションサミット開催 JA全農2025年1月17日
-
(418)日本初のグローバル化の功罪【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】有機農業で次代に活路 JA常陸組合長 秋山豊氏2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】環境と農業の両立に的 JA秋田中央会会長 小松忠彦氏2025年1月17日
-
生産者にZ‐GIS活用講習会 JA全農2025年1月17日
-
JA広報大賞 JAふくしま未来に決定 JA全中2025年1月17日
-
農業界特化就活フェア「あぐりナビ就活FES.」東京、大阪で開催 アグリメディア2025年1月17日
-
「2024年度 GAPシンポジウム」開催 日本生産者GAP協会2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベリマークSC」 FMC2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベネビアOD」 FMC2025年1月17日
-
日本生協連「くらしと生協」包丁研ぎの魅力を伝えるアニメ動画を公開2025年1月17日
-
東大阪農業PR大使・シャンプーハットてつじ密着取材「ピカッと東大阪」で公開2025年1月17日