ツマジロクサヨトウの初被害を確認 長野県病害虫防除所2020年9月25日
長野県病害虫防除所は9月24日、甲信地域で栽培されているスイートコーンにツマジロクサヨトウの被害が確認されたため、来季に向けた注意を促す目的で地区報を発した。
子実の先端部を食害するツマジロクサヨトウ
発生時期的にほぼ終盤を迎え、今後増加する見込みは薄いが、県内にもツマジロクサヨトウが到達していることを意識するよう促したもの。昨年国内で初確認され、今年は早い時期から西日本を中心に発生が広がっており、来年に向けた心構えが促した格好。
長野県では今年7月、フェロモントラップに捕獲されたツマジロクサヨトウを確認し、特殊報第1号を発していたが、実際に農作物への被害が出たのは今回が初めて。中南信地域のスイートコーンや飼料用とうもろこし、ソルガムに対する被害が出た。
ツマジロクサヨトウの幼虫
すでに収穫終盤で葉が枯れているものが多かったため、子実の先端部を食害しているケースを多く発見したという。
ツマジロクサヨトウに対する登録農薬は現時点でないため、県は植物防疫法の規定に基づいて国が指定する薬剤の散布指導を行うとしている。
その他、病害虫情報はこちら
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(125) -改正食料・農業・農村基本法(11)-2025年1月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (42) 【防除学習帖】第281回2025年1月18日
-
農薬の正しい使い方(15)【今さら聞けない営農情報】第281回2025年1月18日
-
イタリアはラーメンブーム【イタリア通信】2025年1月18日
-
「一揆は対立ではなく連携へののろし」 この機逃せば農村消える 山形県の農家・菅野芳秀さん2025年1月17日
-
鳥インフルエンザ続発 愛知で国内30例目、千葉で31例目2025年1月17日
-
米の作況指数 「農水省発表マイナス5が新潟の実感」 新潟大・伊藤助教が指摘2025年1月17日
-
鳥インフル 米デラウェア州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月17日
-
令和6年度スマート農業アクセラレーションサミット開催 JA全農2025年1月17日
-
(418)日本初のグローバル化の功罪【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】有機農業で次代に活路 JA常陸組合長 秋山豊氏2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】環境と農業の両立に的 JA秋田中央会会長 小松忠彦氏2025年1月17日
-
生産者にZ‐GIS活用講習会 JA全農2025年1月17日
-
JA広報大賞 JAふくしま未来に決定 JA全中2025年1月17日
-
農業界特化就活フェア「あぐりナビ就活FES.」東京、大阪で開催 アグリメディア2025年1月17日
-
「2024年度 GAPシンポジウム」開催 日本生産者GAP協会2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベリマークSC」 FMC2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベネビアOD」 FMC2025年1月17日
-
日本生協連「くらしと生協」包丁研ぎの魅力を伝えるアニメ動画を公開2025年1月17日
-
東大阪農業PR大使・シャンプーハットてつじ密着取材「ピカッと東大阪」で公開2025年1月17日