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コブノメイガ多発で注意報 沖縄県病害虫防除所2020年9月29日

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沖縄県病害虫防除所は9月25日、石垣島の水稲(二期作)ほ場でコブノメイガが多発しているため注意報を発した。

コブノメイガの成虫・幼虫コブノメイガの成虫(左)、幼虫

9月に行ったほ場調査の結果、平年であれば一株当たり0.1頭発見されればいいところを1.4頭見つかり、被害株率も65%(平年値は8%)と高い確率で発見された。発生ほ場率に至っては100%(同45%)と対象の全ほ場で発見されたため注意報を発したもの。

一期作本田における第一世代幼虫が4月上旬から散見されるようになって以降、世代を重ねながら急増していき、二期作本田の9~10月ごろに発生が最盛期を迎える。

イネ科雑草で越冬して年7~8回発生し、幼虫が食害した痕は白く目立ち、多発すると水田全体が白っぽく見えるようになる。

防除を行う上での注意点は、窒素質肥料の過用を避けることや適期の実施など。幼虫が老齢になると薬剤の効き目が極端に下がるためためで、粒剤の場合は成虫発生最盛期に、粉剤・液剤の場合は成虫発生最盛期から約1週間後に行うことととしている。


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