ハイマダラノメイガの被害に注意 愛知県病害虫防除所2020年10月7日
愛知県病害虫防除所は10月2日、キャベツとハクサイのほ場で発生が増えているハイマダラノメイガに注意を促す通知を発信した。被害株や寄生株がこの10年で4番目以内に入る高率で発生している。

9月下旬に行った巡回ほ場調査の結果、キャベツほ場での被害株率は過去10年で3番目に高い0.70%、寄生株率も同様に4番目に高い0.25%となった。
ハクサイは被害株率3.33%、寄生株率1.00%とも過去10年で2番目に高い状況にあり、今後の多発に注意を促している。
高温かつ小雨傾向の夏期、秋期の年にハイマダラノメイガは多発する傾向にあり、8月以降平年より高温な状況が続き、9月下旬まで降水量が少なかった今年は発生に好条件だった。

向こう1カ月間も似た状況が続きそうな状況にあるため、ほ場の発生状況に注意を促している。
ハイマダラノメイガの幼虫は主に成長点部を食害し、食害されると正常な結球が望めなくなる。そのため、早期発見、早期防除が重要で、播種時や育苗期後半、また定植時における粒剤や灌注処理剤での防除が欠かせない。
育苗時に目合い2×4ミリ以下の防虫ネットなどで覆い、成虫の侵入を防ぐ対策も必要だ。
その他、病害虫情報はこちら
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日