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イチゴのハダニ類発生で注意喚起 山口県2020年10月16日

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山口県病害虫防除所は10月15日、イチゴのハダニ類の発生状況について発表。今後も県内全域の発生量は多いと予想しており、防除対策の徹底を促した。

ナミハダニ黄緑型の成虫・若虫・卵(左)、ナミハダニが多発生したイチゴナミハダニ黄緑型の成虫・若虫・卵(左)、ナミハダニが多発生したイチゴ

同県は9月下旬のイチゴの巡回調査において、ハダニ類が多発生したほ場を確認した。9月24日~28日の巡回調査では、発生ほ場率50.0%(平年13.2%)、寄生株率20.2%(同3.1%)で平年に比べ多かった。発生している主な種類は、ナミハダニ(黄緑型)だった。

防除対策として次の事をあげている。
(1)ハダニ類は局所的に発生することがあり、ほ場全体をよく観察し発生を確認した後は直ちに防除を行う。
(2)ハダニ類の密度が高い場合は薬剤による防除効果が低下するため、防除の前にはハダニ類の寄生した下葉を除去し、ほ場外に持ち出し適正に処分する。
(3)化学農薬に対する抵抗性が発達しているため、散布後に効果を確認し、十分な効果が認められない場合は、気門封鎖剤を中心に防除を行う。


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