出荷先 農協64.3% 1.9ポイント低下-農業センサス2020年12月1日
11月27日に公表された2020年農林業センサス結果によると、農業経営体の販売金額第1位農産物の出荷先は農協が64.3%となっている。
農協以外の集出荷団体への出荷は9.7%、消費者への直接販売は8.9%となっている。
出荷先の割合は5年前にくらべ農協が1.9ポイント低下し、農協以外の集出荷団体が1.0ポイント上昇した。また、小売業者は0.5ポイント上昇した。
農産物販売金額規模別に農業経営体数の増減率をみると、5年前にくらべ「3000万円~5000万円」層が9.5%、「5000万円~1億円」層が25.2%、「1億円~5億円」層が15.8%、「5億円以上」層が42.6%増えた。
農産物販売金額1位を「稲作」である農業経営体は55.5%と過半を占めるが、10年前とくらべて3.5ポイント、5年前とくらべて1.9ポイント低下した。一方、施設野菜は5年前から0.5ポイント上昇し6.2%、果樹類は0.9ポイント上昇し13.2%となった。
また、今回初めて青色申告を行っている農業経営体数も調査した。それによると35.5%にあたる38万2000経営体が青色申告を行っており、このうち正規の簿記を行っているには20万7000経営体だった。農業経営体に占める割合は19.2%となる。
また、今回初めてデータを活用した農業についても調査。データを活用した農業を行っている農業経営体は18万3000経営体で農業経営体に占める割合は17.0%となった。団体経営体では1万7000経営体で団体経営体に占める割合は45.6%となった。
重要な記事
最新の記事
-
令和7年春の叙勲 JA山口中央会元会長・金子光夫氏、JAからつ組合長・堤武彦氏らが受章2025年4月29日
-
【'25新組合長に聞く】JAようてい(北海道) 金子辰四郎組合長(4/11就任) 「国民の胃袋」支える誇り胸に2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(上)2025年4月28日
-
全農 備蓄米 4月に5万5000t出荷2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(下)2025年4月28日
-
【JA人事】石塚克己(茨城県)石塚克己組合長を再任(4月26日)2025年4月28日
-
令和7年度「3-R畜産たい肥散布体験会」を開催 JA全農ひろしま2025年4月28日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年4月28日
-
二重米価制で農政を刷新せよ【森島 賢・正義派の農政論】2025年4月28日
-
ジャガイモ・馬鈴薯・ニドイモ・ナツイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第337回2025年4月28日
-
【農業協同組合研究会】5月31日に研究大会 新基本計画と今後の農政テーマに2025年4月28日
-
里山再生ビオトープ「クミカ レフュジア菊川」創設 クミアイ化学工業2025年4月28日
-
JA大阪南管内ブドウ圃場で農業資材「スキーポン」試験開始 アクプランタ2025年4月28日
-
「世界ミックスダブルスカーリング選手権」日本代表チームの食事をサポート JA全農2025年4月28日
-
「JA全農杯全国小学生選抜サッカー決勝大会」全国から出場計16チームが決定2025年4月28日
-
JAタウン イメージキャラクター「じぇー太」のクリアファイル新発売2025年4月28日
-
全農杯全日本卓球選手権大会栃木県予選会 副賞のとちぎ和牛など「ニッポンの食」で子どもたちを応援 JA全農とちぎ2025年4月28日
-
和紙の製造技術を応用した農業用マルチシート「和紙マルチ」販売開始 日本製紙パピリア2025年4月28日
-
国産ジビエ認証施設に宮城県「大崎市ジビエ食肉処理加工等施設」認証 農水省2025年4月28日
-
お茶を楽しむ「チャチャっとお茶生活キャンペーン」開始 農水省2025年4月28日