鳥インフル 広島県で国内17例目 奈良県で16例目2020年12月7日
農林水産省は12月7日、広島県三原市の2つの養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの擬似患畜が確認されたと発表した。
今シーズン国内17例目となる。
6日に死亡鶏が増えたとの通報を受けて広島県が簡易検査を実施したところ陽性が確認された。7日に遺伝子検査の結果、H5亜型であり高病原性鳥インフルエンザと確認された。広島県では初めての発生。
農場は採卵鶏約8.1万羽を飼養。疫学的関連が確認された1農場(約5.3万羽飼養)も擬似患畜と確認された。
農場から3km以内の移動制限区域内には3農場、約21.7万羽が飼養されている。3kmから10km以内の搬出制限区域内には10農場、約68.9万羽が飼養されている。
また、6日には奈良県五條市の養鶏場で国内16例目が確認された。採卵鶏約8.3万羽を飼養していた。6日午前から殺処分が開始された。奈良県での発生は2011(平成23)年2月の発生以来、2例目となった。
移動制限区域内には養鶏場はないが、その他の家きん農場が2戸、70羽を飼養している。また搬出制限区域内では肉用鶏2戸(約1.6万羽)、採卵鶏3戸(約3万羽)、その他の家きん農場が5戸(53羽)ある。
今シーズンの高病原性鳥インフルエンザの発生県は香川、福岡、兵庫、宮崎、奈良、広島の6県となっている。
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