ゲノム編集農産物 第一号を受理 高GABAトマト-農水省2020年12月11日
農林水産省は12月11日、ゲノム編集技術を利用した農産物の第一号となる届出を開発者から受理しホームページに公表したと発表した。
ゲノム編集技術を利用した農産物については通知の基づき開発者から事前相談を受け、生物多様性への影響や飼料としての安全に問題がないかを学識者へ意見照会を行い、問題がないことが確認された場合は、それを開発者に通知し届け出を受けるという仕組みになっている。
その第1号となるのは筑波大学の江面浩教授が内閣府戦略的イノベーション創造プログラムで開発したGABA高蓄積トマト。申請者は筑波大発ベンチャーのサナテックシード社で12月から使用開始し来年4月から発売する予定。
GABA(ガンマ・アミノ酪酸)はストレス緩和効果や血圧上昇抑制効果が期待されている。トマトはGABAを合成する酵素をもともと持っているが、その酵素のブレーキをゲノム編集技術で抑えた。これによってトマト中のGABAが増加した。
(合わせて読みたい記事)
ゲノム編集食品 「届け出」で栽培・販売可能に 高栄養トマト 実用化へ準備
重要な記事
最新の記事
-
(408)技術と文化・伝統の引継ぎ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月3日
-
令和6年秋の叙勲 加倉井豊邦元全厚連会長ら77人が受章(農水省関係)2024年11月3日
-
シンとんぼ(116) -改正食料・農業・農村基本法(2)-2024年11月2日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (33) 【防除学習帖】第272回2024年11月2日
-
農薬の正しい使い方(6)【今さら聞けない営農情報】第272回2024年11月2日
-
【25年産米】適正生産量683万tに懸念の声も(2)高米価でもリタイア?2024年11月1日
-
【25年産米】適正生産量683万tに懸念の声も(3)ギリギリ需給でいいか?2024年11月1日
-
【特殊報】「サツマイモ炭腐病」県内のサツマイモに初めて確認 鳥取県2024年11月1日
-
食と農の情報 若年層にはSNSや動画発信が有効 内閣府の世論調査で明らかに2024年11月1日
-
【注意報】野菜、花き類にチョウ目害虫 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年11月1日
-
だし・かつお節需要が高まる年末年始に向けて「徳用シリーズ」売れ筋2品を10%増量 マルトモ2024年11月1日
-
JA貯金 残高108兆2954億円 農林中金2024年11月1日
-
【田代洋一・協同の現場を歩く】 福島・JA会津よつば 産地強化で活路探る 中山間地域で〝生きる〟2024年11月1日
-
鳥インフル 米サウスカロライナ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2024年11月1日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 一時輸入停止措置を解除 農水省2024年11月1日
-
鳥インフルエンザ 「危機感共有して発生予防を」小里農相2024年11月1日
-
兵庫県ご当地カレー&「午後の紅茶」キャンペーン実施 JAタウン2024年11月1日
-
「JA共済安全運転アプリ」提供開始 スマホではじめる安全運転2024年11月1日
-
子どもたちが丹精込めて作った「優結米」熊本「みのる食堂」で提供 JA全農2024年11月1日
-
たまごのゴールデンウィーク「幻の卵屋さん」各所で出店 日本たまごかけごはん研究所2024年11月1日