冬期防除でコナジラミ類を抑制 岐阜県2020年12月18日
岐阜県病害虫防除所は夏秋トマトのコナジラミ類の発生が平年と比べ高いことから、12月17日に病害虫情報第13号を発表した。
黄色粘着板によるコナジラミ類誘殺数の推移(恵那市山岡町)
8月以降、東濃地域(恵那市)の夏秋トマト栽培施設で、コナジラミ類誘殺数が平年より多く推移した。11月には恵那市の2地点から成虫を採集し、農業技術センターでPCR分析を実施。その結果、全てタバココナジラミのバイオタイプがタイプQであることが判明した。
タバココナジラミは低温に弱く、屋外での越冬はできないが、施設内で越冬し来年多発する恐れがあるため、タバココナジラミ(バイオタイプQ)防除の徹底を呼びかけている。防除対策は次のとおり。
<防除方法>
〇タバココナジラミバイオタイプQは、一部の薬剤に対し抵抗性が発達しているため、薬剤選定に注意し異なる系統の薬剤でローテーション散布を行う。
〇栽培終了後は施設を開放し、施設内の温度を氷点下にすることで、次作への持越しを防ぐ。
〇苗の導入時はタバココナジラミの寄生がないことを確認する。
〇コナジラミ類成虫は黄色に誘引されるため、施設内外に黄色粘着板や黄色粘着テープを設置し、成虫の発生状況の確認や侵入防止を図る。
〇施設やほ場周辺の雑草は、タバココナジラミの発生源となるため適切に除去する。
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