SBS米落札数量 前年比35%減-農水省2020年12月23日
農林水産省は12月22日、2020(令和2)年度第4回SBS輸入米の落札結果を公表した。契約予定数量の2万5000tに対して申込み数量は7700tと低調で落札数量も5700tにとどまった。
落札数量のうち一般米は3200tだった。このうち米国産米が2284tでもっとも多い。価格はうるち精米中粒種で買入価格(税込)1t10万4895円、売渡価格(同)17万9167円だった。売渡価格は1kg約179円。マークアップは1kg74円となった。
そのほか中国産米、台湾産米、タイ産米が落札した。また、インド産米のうるち精米長粒種が買入価格1t29万2680円、売渡価格同35万8560円で落札した。高級品と販売されているバスマティ米とみられる。
SBS輸入米は10万t輸入を予定している。昨年は12月の第4回入札まで3万5000tが落札し年度合計で7万6000tが落札した。しかし、今年は2万2684tと前年比で35%減となっている。
一般米の落札量は第4回までで米国産米5830t、中国産米1080t、インド産米688t、タイ1262t、台湾1260tとなっている。
また、TPP11の発効で豪州にSBS方式の国別枠を設定し今年度は6000t(玄米換算)の枠があるが、これまで2回の入札で595tしか落札していない。今年度は新型コロナウイルスの感染拡大による外食需要などの減退で輸入米のニーズも減少しているとみられる。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(125) -改正食料・農業・農村基本法(11)-2025年1月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (42) 【防除学習帖】第281回2025年1月18日
-
農薬の正しい使い方(15)【今さら聞けない営農情報】第281回2025年1月18日
-
イタリアはラーメンブーム【イタリア通信】2025年1月18日
-
「一揆は対立ではなく連携へののろし」 この機逃せば農村消える 山形県の農家・菅野芳秀さん2025年1月17日
-
鳥インフルエンザ続発 愛知で国内30例目、千葉で31例目2025年1月17日
-
米の作況指数 「農水省発表マイナス5が新潟の実感」 新潟大・伊藤助教が指摘2025年1月17日
-
鳥インフル 米デラウェア州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月17日
-
令和6年度スマート農業アクセラレーションサミット開催 JA全農2025年1月17日
-
(418)日本初のグローバル化の功罪【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】有機農業で次代に活路 JA常陸組合長 秋山豊氏2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】環境と農業の両立に的 JA秋田中央会会長 小松忠彦氏2025年1月17日
-
生産者にZ‐GIS活用講習会 JA全農2025年1月17日
-
JA広報大賞 JAふくしま未来に決定 JA全中2025年1月17日
-
農業界特化就活フェア「あぐりナビ就活FES.」東京、大阪で開催 アグリメディア2025年1月17日
-
「2024年度 GAPシンポジウム」開催 日本生産者GAP協会2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベリマークSC」 FMC2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベネビアOD」 FMC2025年1月17日
-
日本生協連「くらしと生協」包丁研ぎの魅力を伝えるアニメ動画を公開2025年1月17日
-
東大阪農業PR大使・シャンプーハットてつじ密着取材「ピカッと東大阪」で公開2025年1月17日