「河北せり」と「清水森ナンバ」がGI取得 農水省2020年12月25日
農林水産省は12月23日、「河北せり」と「清水森ナンバ」を新たにGI(地理的表示)登録の取得を発表。合計で105品目となった。
![河北せり](https://www.jacom.or.jp/nousei/images/nous20122515_1.jpg)
旧宮城県桃生郡河北町の河北せり振興協議会が取得した「河北せり」は、可食部の茎葉長が他産地の一般的なせりと比べて長く、鮮度保持に優れ、茎葉長50センチ以上になるものも少なくない。
可食部である茎葉長の長さと太さ、また丁寧な調製作業や、鮮度保持された優れた外観の茎葉が評価されている。
せり専用田の深い水深を十分に満たす伏流水が長期間容易に確保できる生産地でせりを栽培することで、可食部である茎葉長が長いという特性が生まれる。高畦畔での栽培管理とほ場と調整施設を近接させる収穫・調整方法と洗浄作業手順の工夫が河北せりの特性を維持している。
![清水森ナンバ](https://www.jacom.or.jp/nousei/images/nous20122515_2.jpg)
一方、在来津軽清水森ナンバブランド確立研究会の「清水森ナンバ」は、青森県弘前市周辺で江戸時代から受け継がれてきた、大長型で肩部が張った独特な果形が特徴の弘前在来トウガラシ。辛味成分であるカプサイシノイド含量が少なく、甘味を含んだまろやかな辛味と独特の風味が特徴。他の食材との相性に優れ、香辛料としての用途も多い。
収穫期の最高気温がトウガラシの栽培適温と一致し、昭和40年代中頃までは、弘前在来トウガラシの栽培が盛ん。輸入物の影響により作付けが激減し、平成10年代には清水森地区の1戸のみとなったが、産学官連携の研究会で種子の栽培・管理から栽培指導、販売までを行うことにより、徐々に生産が増加した。
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