はくさい、キャベツなど安値傾向 1月の野菜の生育状況と価格見通し 農水省2020年12月26日
農林水産省は12月25日、東京都中央卸売市場に出荷される令和3年1月の野菜の生育状況と価格見通を主産地等から聞き取り、結果を公表した。天候が順調だったため、例年と比べて野菜の生育が良好で、はくさい、キャベツ、レタス、ピーマンが安値傾向となる見込み。
<現在の生育状況>
◎根菜類(だいこん及びにんじん)
・ だいこんは、生育期の気温が平年を上回って推移したため、生育進度が早い。また、肥大が進み、太物傾向。
・ にんじんは、平年並み。
◎葉茎菜類
(はくさい、キャベツ等)
・ はくさいは、生育期の気温が平年を上回って推移。適度な降雨もあったため生育が良好。また、肥大が進み、大玉傾向。
・ キャベツは、生育期の気温が平年を上回って推移したため、生育が良好。一部の産地では、肥大が進み、大玉傾向。
・ ほうれんそうは、生育期の気温が平年を上回って推移したため、生育進度が早い。
・ ねぎは、平年並み。
・ レタスは、生育期の気温が平年を上回って推移したため、生育が良好。また、肥大が進み、大玉傾向。
◎果菜類
(きゅうり、なす等)
・ きゅうり、なす、トマトは、平年並み。
ピーマンは、生育期の天候が順調に推移したため、生育が良好。
◎土物類
(ばれいしょ、さといも、たまねぎ)
・ ばれいしょは、北海道で収穫が終了し、作柄良好。長崎県において生育が平年並み。
・ さといもは、平年並み。
・ たまねぎは、収穫が終了。作柄が良好で、大玉傾向。
<今後の生育、出荷及び価格見通し>
◎だいこん
・ 主産地で生育は良好だが、気温の低下とともに生育が緩慢となることが見込まれるため、1月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎にんじん
・ 主産地で、生育が平年並み。1月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎はくさい
・ 主産地で、生育が良好。潤沢な出荷が見込まれるため、1月の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回る見込み。
◎キャベツ
・ 主産地で、生育は良好だが、気温の低下とともに生育が緩慢となることが見込まれる。1月の出荷数量は平年並みで推移する見込み。
一方、11月以降に生じた出荷数量の大幅な増加の影響が直ちに解消されないため、1月前半の価格は平年を下回るが、1月後半は価格が平年並みに戻る見込み。
◎ほうれんそう
・ 主産地で生育は良好だが、気温の低下とともに生育が緩慢となることが見込まれる。1月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ねぎ
・ 主産地で、生育が平年並み。1月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎レタス
・ 主産地で、生育は良好だが、気温の低下とともに生育が緩慢となることが見込まれる。1月の出荷数量は平年並みで推移する見込み。
一方、10月以降に生じた出荷数量の大幅な増加の影響が直ちに解消されないため、1月前半の価格は平年を下回るが、1月後半は価格が平年並みに戻る見込み。
◎きゅうり
・ 主産地で生育が平年並み。1月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎なす
・ 主産地で、生育が平年並み。1月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎トマト
・ 主産地で、生育が平年並み。1月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ピーマン
・ 主産地で、生育が良好。1月上旬は潤沢な出荷が見込まれるため、1月前半の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。
◎ばれいしょ
・ 北海道で貯蔵物中心の出荷であり、長崎県では生育が平年並みであるため、1月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎さといも
・ 主産地で生育が平年並み。1月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎たまねぎ
・ 主産地で貯蔵物中心の出荷であり、1月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(125) -改正食料・農業・農村基本法(11)-2025年1月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (42) 【防除学習帖】第281回2025年1月18日
-
農薬の正しい使い方(15)【今さら聞けない営農情報】第281回2025年1月18日
-
イタリアはラーメンブーム【イタリア通信】2025年1月18日
-
「一揆は対立ではなく連携へののろし」 この機逃せば農村消える 山形県の農家・菅野芳秀さん2025年1月17日
-
鳥インフルエンザ続発 愛知で国内30例目、千葉で31例目2025年1月17日
-
米の作況指数 「農水省発表マイナス5が新潟の実感」 新潟大・伊藤助教が指摘2025年1月17日
-
鳥インフル 米デラウェア州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月17日
-
令和6年度スマート農業アクセラレーションサミット開催 JA全農2025年1月17日
-
(418)日本初のグローバル化の功罪【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】有機農業で次代に活路 JA常陸組合長 秋山豊氏2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】環境と農業の両立に的 JA秋田中央会会長 小松忠彦氏2025年1月17日
-
生産者にZ‐GIS活用講習会 JA全農2025年1月17日
-
JA広報大賞 JAふくしま未来に決定 JA全中2025年1月17日
-
農業界特化就活フェア「あぐりナビ就活FES.」東京、大阪で開催 アグリメディア2025年1月17日
-
「2024年度 GAPシンポジウム」開催 日本生産者GAP協会2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベリマークSC」 FMC2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベネビアOD」 FMC2025年1月17日
-
日本生協連「くらしと生協」包丁研ぎの魅力を伝えるアニメ動画を公開2025年1月17日
-
東大阪農業PR大使・シャンプーハットてつじ密着取材「ピカッと東大阪」で公開2025年1月17日