地方創生 女性の力が重要-坂本担当相と中家全中会長が会談2021年1月6日
JA全中の中家徹会長は1月5日、内閣府の坂本哲志地方創生担当大臣を訪問しJAグループの女性参画などの取り組み状況を報告した。坂本大臣は、地方創生には女性の活躍が重要になるとしてJAグループの役割に期待した。
坂本大臣(左)と中家会長(東京・永田町の内閣府本府)
坂本大臣は地方創生には女性が農業に関わり地方に定住することが重要との認識を示し、そのためには女性の視点での機械化やスマート農業の導入や、子どもを産める環境をどう整備するかなどを課題とした。
中家会長は会談後、記者団に「女性の視点、感性は非常に大事」と強調し、「実際に地方の女性起業にはすばらしいものが多い」と評価した。
政府の地方創生の政策指針となる「まち・ひと・しごと創生総合戦略」では地域の農林水産業を発展させていくうえで「女性が活躍できる地域社会の実現を図る」と明記するとともに、JAの役割も位置づけた。
JAグループは「農業者の所得増大」、「農業生産の拡大」とともに「地域の活性化」も目標にしており「JAグループは地方創生の一翼を担う役割がある」(中家会長)。
JA全中のまとめによると、農業参入へのハードルを下げ女性の就農促進にもつながるスマート農業の導入支援に取り組むJAは、2019年の27.6%から2020年には37.8%に伸びた。また、農業労働力支援にも力を入れているが、このうちJA全農おおいたの労働力支援では2019年には2万1000人超の実績となり、そのうち女性比率は約6割の1万3000人となっている。
また、富山県のJAみな穂管内では行政とJAの支援で、女性農業者グループが活性化し、担い手経営体176組織のうち、20組織(11.4%)で女性代表や役員になっているという。JA全中はこうした女性活躍をはじめとしたJAグループの地域活性化の取り組み状況をさらにとりまとめ、次期JA全国大会の大会議案のなかで目標などとして提示していくことにしている。
重要な記事
最新の記事
-
ノウフクレンケイってなんだ? 根本凪の「ネモト宅配便 特別編 」配信 JAタウン2024年11月29日
-
「冬の京野菜フェア」全農直営3店舗で12月1日から開催 JA全農2024年11月29日
-
柑橘王国えひめ「紅コレクション」始動「愛媛県産紅まどんなフェア」開催 JA全農2024年11月29日
-
「ランピースキン病の発生」影響に関する相談窓口 福岡・熊本に設置 日本公庫2024年11月29日
-
福岡県産「あまおう」のミルクレープ 期間限定で登場 カフェコムサ2024年11月29日
-
農業用ドローン向けワンストップサポートサービス提供 NTTイードローン2024年11月29日
-
日本曹達グループ公式キャラクター「そだまる」誕生2024年11月29日
-
築野グループ「第25回グリーン購入大賞」で大賞・農林水産大臣賞を受賞2024年11月29日
-
一人ひとりに合った食のバリューチェーン構築支援 DELIPICKSへ出資 アグリビジネス投資育成2024年11月29日
-
イチゴ育苗用ココピート「ココカラポット」新発売 ココカラ2024年11月29日
-
アジ、サバの産直産地とともに水産振興で表彰 「水産功績者表彰」パルシステム連合会2024年11月29日
-
IHIアグリテック 急勾配対応「リモコン式小型ハンマーナイフ草刈機」が農林水産技術会議会長賞2024年11月29日
-
国連WFP協会「レッドカップキャンペーン」に参加 タキイ種苗2024年11月29日
-
愛媛県産プレミアム柑橘「紅まどんな」のパフェ 期間限定で登場 銀座コージーコーナー2024年11月29日
-
「第25回グリーン購入大賞」優秀賞(農林水産特別部門)受賞 グリーンコープ共同体2024年11月29日
-
花業界の年末商戦は松市(まついち)からスタート【花づくりの現場から 宇田明】第48回2024年11月28日
-
ボトル小型化でGHG排出量3割削減 ゼロボードとの協業でCFP算定 バイエルクロップサイエンス2024年11月28日
-
リジェネラティブ農業を推進 25年に他社との共創プロジェクト バイエルクロップサイエンス2024年11月28日
-
続・どぶろくから酒、ビールへ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第318回2024年11月28日
-
【TAC部門】優秀賞 一流の経営者に俺はなる JAしまね 大國満瑠氏2024年11月28日