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ミツユビナミハダニで初の作物被害 山口県2021年1月13日

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山口県病害虫防除所はトマト(施設)で、ミツユビナミハダニ(Tetranychus evansi)の被害を同県で初めてを確認。1月12日に特殊報第3号を発令した。

ミツユビナミハダニの雌成虫ミツユビナミハダニの雌成虫

9月8日に宇部市の施設栽培トマトにハダニ類の多発を確認し、神戸植物防疫所に同定を依頼した。その結果、同県内ではこれまで作物被害が報告されていないミツユビナミハダニと判明した。

この種の他県での発生状況は、平成13年に大阪府のイヌホオズキで初めて報告された。その後、栃木県、群馬県、東京都、静岡県、三重県、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、広島県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、鹿児島県、沖縄県でナス、トマト、ミニトマト、ばれいしょ、ナス科雑草の被害が確認されている。

ミツユビナミハダニは、他のハダニ類と同様に葉裏に寄生して食害し、葉を白化させる。雌成虫は体長0.6mm程度でくすんだ淡橙色~濃橙色、雄成虫は体長0.5mm程度で白~淡橙色をしている。雌雄とも橙色を示すことが特徴だが、似た体色の種がいるため、体色で同定することは難しく雄交尾器の確認が必要となる。

寄主としてナス科植物、特にナス属を好む。ナス、トマト、ミニトマト、ばれいしょなどの農作物の他、農地周辺に生えるイヌホオズキ、ワルナスビなどのナス属植物の食害も報告されている。この種は集合しやすい性質があるため、白化が著しく進み枯死することもある。休眠性はなく、寒冷地で越冬はできないが、関東以西の太平洋沿岸地域や九州沖縄地方では越冬可能と考えられている。

防除対策では、野菜類およびトマトのハダニ類に対して登録のある薬剤で防除を行う。ハダニ類の防除に用いる天敵資材のミヤコカブリダニやチリカブリダニは、この種を捕食した場合、増殖力が著しく低下するため防除効果は期待できない。ほ場周辺やほ場内のイヌホオズキやワルナスビ等のナス科植物は、ミツユビナミハダニの発生源となるため除草に努めるよう注意を促している。

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