厳寒期にジャンボタニシの防除徹底を 岡山県2021年1月18日
岡山県病害虫防除所は1月14日に植物防疫情報第12号を発表。2020(令和2年)に県南部の一部地域でジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)による食害で、イネが株ごとなくなる被害が発生していることを受け、ジャンボタニシの防除適期である厳寒期の防除徹底を呼びかけている。
ジャンボタニシの食害で欠株が生じた水田(左)、越冬中のジャンボタニシ(右)
ジャンボタニシは寒さに弱く、厳寒期に水田の表層6cm程度を浅く削るように数回耕耘させ、寒さにさらし、貝を破砕することで水田で越冬する貝を減らすことができる。耕耘は尾輪を装着し、速度を落としてロータリーの回転を早め丁寧に耕すことでより高い効果が得られる。
防除上で留意するジャンボタニシの生態は次のとおり。
〇ジャンボタニシは主に用水路や水田で越冬する。
〇水田では浅く土中に潜り込み越冬するが、マイナス3℃の条件下では2~3日でほとんどの貝が死滅する。
〇田植後3週間までのイネを食いちぎったり、水面に浮かぶ葉を引き込むように食害し、田植後の水深が4cmを超えると被害が増加する。
重要な記事
最新の記事
-
【2025新春トップ座談会】営農畑出身全国機関会長の思い JA全農折原会長・家の光協会栗原会長・大金義昭氏(2)2025年1月9日
-
【2025新春トップ座談会】営農畑出身全国機関会長の思い JA全農折原会長・家の光協会栗原会長・大金義昭氏(3)2025年1月9日
-
【2025新春トップ座談会】営農畑出身全国機関会長の思い JA全農折原会長・家の光協会栗原会長・大金義昭氏(4)2025年1月9日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】残された時間は多くない~「詰めの甘さ」の克服2025年1月9日
-
七草【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第323回2025年1月9日
-
【特殊報】アブラナ科野菜にケブカニセノメイガ県内で初めて確認 島根県2025年1月9日
-
24年11月の実質賃金が4カ月連続減少 米、野菜高騰の影響大2025年1月9日
-
みどりの食料システム確立へ 有機農業推進調整官を設置 農水省2025年1月9日
-
JAが地域ぐるみを主導 環境負荷低減モデル地区53区域に 農水省2025年1月9日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第104回2025年1月9日
-
KUBOTA AGRI FRONTの施設利用料を改定 クボタ2025年1月9日
-
低燃費と操作性を向上 中型ホイールローダ「ZW140-7」「ZW160-7」受注開始 日立建機2025年1月9日
-
異分野連携のきっかけに「農林水産・食品分野オープンイノベーション・チャレンジピッチ」開催 中小機構2025年1月9日
-
JAふじ伊豆「ぬまづ茶 年末年始セール」開催中 JAタウン2025年1月9日
-
「一ノ蔵立春朝搾り蔵見学体験ツアー」初開催 参加者募集中2025年1月9日
-
公式X(旧:Twitter)アカウント開設 井関農機2025年1月9日
-
木南晴夏プロデュース「キナミのパン宅配便」横浜市青葉区の「ココロベーカリー」と提携2025年1月9日
-
米糠摂取で腸内の有用菌が増加 動物実験で証明 信州大と共同研究 東洋ライス2025年1月9日
-
福島のいちご「ゆうやけベリー」フェア 日本橋ふくしま館MIDETTEで開催2025年1月9日
-
肌の乾燥に効く玄米加工品「澄SUMU」パックごはんが新登場 ミツハシライス2025年1月9日