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新たな地域の味を開発するコンテスト「味の匠応援プロジェクト」を表彰 農水省2021年1月28日

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農林水産省が主催する「フード・アクション・ニッポン アワード 2020」で、新たな取り組みとして地域の味を開発するコンテスト「味の匠応援プロジェクト」が開催され、表彰式が1月26日にオンラインで行われた。

「味の匠応援プロジェクト」

「味の匠応援プロジェクト」は、料理人と産地がワンチームとなって、地域の食材を活用した新たなメニュー・商品を開発するコンテスト。「地域の人の誇りにつながる、新たなメニュー・産品の活用」をテーマに、地域と料理人の新たな気づきと、相互のパートナーシップの形成、ビジネスチャンスを後押しすることを目的としている。

2020年8月24日から募集を始め、応募総数は45グループ。応募グループからは、各地の可能性を秘めた食材の産品者とシェフがこれまでの経験を生かして新しい食を生み出そうと高い意欲がみられた。

書類審査を通過したグループによるプレゼンテーションは10月にオンラインで行われ、選出された3グループは、プロジェクトからの支援金を活用して試作品を制作。12~1月上旬に試食会を行い、メニューを完成した。試作、試食会の模様は、プロジェクト動画として作成され、表彰式で公開された。

「味の匠応援プロジェクト」に選定されたグループは次の通り。

<メニュー名:海と森のマリアージュ~絆~>
「森」と「海」の幸が皿の上で再会。伊勢湾の魚貝と木曽の森の天然キノコや無農薬野菜を使用し、そこに木曽ヒノキのアロマで香りを加えて、"運命のマリアージュ"を表現

代表者:(株)Zen Resorts CEO 岡部統行さん(長野県/岐阜県)
料理人:(株)Zen Resorts 料理長 高山仁志さん(長野県/岐阜県)
産品者:三重県 鳥羽磯部漁業協同組合 久保田正志さん(三重県)

<メニュー名:規格外さいたまヨーロッパ野菜を使った、季節のミネストローネベース(春・夏・秋・冬)>
若手農家がヨーロッパの野菜を栽培し、レストラン向けに流通して地産地消をめざす「さいたまヨーロッパ野菜研究会」(ヨロ研)。栽培の難しいヨーロッパ野菜は規格外品が出やすく、その有効な活用方法としてミネストローネを考案。旬の素材を使い、4種類とすることで、季節感を演出した。

代表者:(株)ノースコーポレーション 代表取締役 北康信さん(埼玉県)
担当者:さいたまヨーロッパ野菜研究会 事務局 福田裕子ん(埼玉県)
料理人:(株)ノースコーポレーション 総料理長 新妻直也さん(埼玉県)
産品者:農事組合法人FENNEL 代表 小澤祥記さん(埼玉県)

<メニュー名:碧醸造2代目>
有機白醤油・地元特産の白だし・三河醸成味醂を使った今までにない新しい食パン。白醤油の香ばしい風味と味醂の優しい甘みが広がる。朝食をとらない現代の若い世代に食べてもらうことを想定。

代表者:ドゥークー(株)オーナー 土屋彰吾さん(愛知県)
料理人:ドゥークー(株)オーナー 土屋彰吾さん(愛知県)
産品者:七福醸造(株)製造マネージャー 本浦拓未さん(愛知県)、杉浦味淋(株)代表取締役 杉浦嘉信さん(愛知県)

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