「4パーミル・イニシアチブ農産物」ロゴマークを作成 山梨県2021年3月5日
山梨県は、果樹園の土壌に炭素を貯留することで二酸化炭素の濃度を低減する「4パーミル・イニシアチブ農産物」のロゴマークを作成した。全国に先駆けて持続可能な農業をリードし、SDGsの実践に向けて、地元農家への啓発活動と消費者へのブランド浸透を促進する。
果樹園と4パーミルイニシアチブ
4パーミルイニシアチブは、土壌中の炭素量を毎年4パーミル(4/1000)増やすことができれば、大気CO2の増加量を相殺し、温暖化を防止できるという考え方に基づいた国際的な取り組み。2015年12月のCOP21でフランス政府が提案し、2020年12月現在、日本国を含む566の国や国際機関が参画しており、日本の都道府県では山梨県がはじめて参加した。
山梨県は、農業の側面からSDGsを実現するため、土壌へ炭素を貯留し、地球温暖化の抑制に寄与する「4パーミル・イニシアチブ」に取り組み、実践するほ場で生産された農産物の高付加価値化とブランド化を推進している。同取り組みによって生産された農産物は、持続可能な農業をリードする新たな付加価値があるため、幅広く消費者に認知してもらうため、国内外に通用するロゴマークを作成した。
山梨県の「4パーミル・イニシアチブ」ロゴ
ロゴマークはYAMANASHIの「Y」をモチーフとした幹と「ブドウ」「モモ」など農産物を表現するカラフルな円に、「土」と「Y」に「農産物」を丸形に組み合わせて地球、循環、サステイナブルを表現した。
山梨県は、「4パーミル・イニシアチブ」の取り組みを全国への拡大するため2月12日、この取り組みに賛同する都県や大学などで構成する協議会を設立。同県は、「4パーミルイニシアチブ」で全国における主導的役割を果たし、農業分野からの地球温暖化の抑制に向けて取り組んでいく。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日