加賀市、大津市、杵築市で歴史的風致維持向上計画の認定 農水省など2021年3月22日
農林水産省、文部科学省と国土交通省は3月23日、「歴史まちづくり法」に基づき、石川県加賀市、滋賀県大津市、大分県杵築市の歴史的風致維持向上計画を認定。同日、国土交通省で認定式が行われる。
歴史的風致維持向上計画は、日本固有の歴史的建造物や伝統的な人々の活動からなる歴史的風致を維持・向上させ、後世に継承するため、市町村が作成した計画。歴史まちづくり法に基づいて国が認定することにより、法律上の特例や各種事業により市町村の歴史まちづくりを支援することが可能となる。今回の認定で、認定都市数は86都市となる。
<各認の都市の歴史まちづくり計画の概要>
■石川県加賀市
重要文化財「江沼神社 長流亭」を核とし、その周辺にひろがる城下町大聖寺のまちなみで、御願神事や敷地天神講、山口玄蕃供養祭、十万石まつりなど、固有の風情を感じられる歴史的風致を形成。同計画では、大聖寺地区の「江沼神社庭園(旧大聖寺藩邸庭園)」の整備や「錦城山公園」の修景に係る事業、町屋などの歴史的建造物の修理・修景、伝統的な祭礼・芸能の継承に関する事業等を位置づけ、歴史的風致の維持及び向上を図っていく。
■滋賀県大津市
国宝「日吉大社 西本宮本殿および拝殿」や重要伝統的建造物群保存地区「大津市坂本伝統的建造物群保存地区」周辺で行われる山王祭の神輿神幸、名勝「居初氏庭園」や登録有形文化財「浮御堂」周辺のまちなみで琵琶湖を背景に行われる祭礼行事、重要文化財「大津別院本堂」や多くの町家が残るまちなみを背景に行われる大津祭の曳山行事など、固有の風情が感じられる歴史的風致を形成。同計画では、市内に数多く存在する歴史的建造物の保存修理に係る事業や、道路の拡幅・美装化、一般住宅の外観修景整備への補助事業等を位置づけ、歴史的風致の維持及び向上を図る。
■大分県杵築市
重要伝統的建造物群保存地区「杵築市北台南台伝統的建造物群保存地区」、史跡「杵築城跡」とその周辺のまちなみで、天神祭りや祇園祭り、御田植祭など、固有の風情を感じられる歴史的風致を形成。同計画では、杵築城やその城下町の歴史的建造物の保存修理事業や修景整備事業、杵築市の歴史資料を保管・展示する収蔵場所の整備に関する事業等を位置づけ、歴史的風致の維持及び向上を図る。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ブロッコリーの黒すす病にSDHI剤耐性菌が発生 北海道2025年12月25日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年12月25日 -
家庭での米消費、前年比11.7%減 マイナス幅拡大、「新米不振」裏付け 米穀機構11月調査2025年12月25日 -
米価高騰に対応、「4kgサイズの米袋」定番化 値ごろ感出し販売促進 アサヒパック2025年12月25日 -
協同組合の価値向上へ「鳥取県宣言」力強く2025年12月25日 -
【世界を診る・元外交官 東郷和彦氏】トランプ再来の嵐 自国利益に偏重2025年12月25日 -
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】なぜ日本は食料難の経験を教科書から消したのか?2025年12月25日 -
【Jミルク脱粉在庫対策】基金初発動1.2万トン削減 なお過剰重く2025年12月25日 -
すべての都道府県で前年超え 2024年の県別農業産出額 トップは北海道2025年12月25日 -
【農と杜の独り言】第7回 祭りがつなぐ協同の精神 農と暮らしの集大成 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年12月25日 -
国連 10年に一度「国際協同組合年」を決議2025年12月25日 -
秋田と山形の3JAが県越え連携協定2025年12月25日 -
日本産の米・米加工品の輸出促進策を議論 「GOHANプロジェクト」で事業者が意見交換 農水省2025年12月25日 -
26年産米の農家手取り「2万5000円めざす」 暴落の予兆に抗い再生産価格を確保 JA越前たけふ2025年12月25日 -
笹の実と竹の実【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第370回2025年12月25日 -
茨城県で鳥インフル 97万羽殺処分へ 国内10例目2025年12月25日 -
ホットミルクと除夜の鐘 築地本願寺でホットミルクお振舞い JA全農2025年12月25日 -
JA共済アプリ・Webマイページに「チャットボット」機能を導入 JA共済連2025年12月25日 -
5県9JAの農産物・加工品を販売 第46回マルシェ開催 JA共済連2025年12月25日 -
短期プライムレートを年2.125%に引き上げ 農林中金2025年12月25日


































