新型コロナで若い世代の食生活に変化「食育に関する意識調査」農水省2021年4月7日
農林水産省は3月31日、食育に対する国民の意識を把握するため2020年12月に実施した「食育に関する意識調査」の調査結果を公表した。
若い世代の食生活の変化
新型コロナウイルスの拡大前に比べて食生活が変化したかを聞いたところ、「増えた・広がった」と回答した人の割合が最も高いのは、「自宅で食事を食べる回数」(35.5%)。次いで「自宅で料理を作る回数」(26.5%)など食生活の変化が見られた。
若い世代は、「自宅で食事を食べる回数」「自宅で料理を作る回数」「家族と食事を食べる回数」や、「通販(オンライン)を利用した食品購入」「食に関する情報の入手」「おいしさや楽しさなど食を通じた精神的な豊かさ」「オンラインを利用して家族や友人と食事を共にすること」などの項目で「増えた・広がった」と回答した割合が高くなった。
第4次食育推進基本計画で新たに目標値に設定された項目
3月31日に食育推進会議で、令和7年度までの5年間を計画期間とした「第4次食育推進基本計画」が決定。日本の食をめぐる環境が大きく変わる中、農林水産業をめぐる厳しい状況や環境問題、地域における伝統的な食文化の危機について考え、今後の食育を進めるにあたり「持続可能な食を支える食育の推進」を重点課題の一つとして取り上げ、新たな目標を設定した。
新たな目標として加わった項目のうち、「産地や生産者を意識して農林水産物・食品を選ぶ国民」の割合は目標の80%以上に対し73.5%。「環境に配慮した農林水産物・食品を選ぶ国民」は目標が75%以上のところ67.1%、「郷土料理や伝統料理を月1回以上食べている人」の割合は目標50%以上に対し44.6%だった。
調査は2020年12月3日~23日、全国20歳以上の男女5000人に対し郵送およびインターネットで実施。有効回収数は、2395人。
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