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ハダニ類などの春の病害虫対策を紹介 東京都2021年4月7日

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東京都病害虫防除所は灰色かび病菌やアザミウマ類など、施設トマトやイチゴほ場で発生する主な害虫の防除対策をまとめ、4月の防除のポイントとして公表した。

アザミウマ類による被害果実アザミウマ類による被害果実

主な病害虫の防除法は次のとおり。

〈施設トマト〉

○灰色かび病

灰色かび病菌は15~23℃と比較的低温多湿の条件下で発生しやすく、4月にかけて暖房機の稼動時間が減少すると、夜間の施設内湿度が上昇し、多発する傾向にあるため、ハウス内の過湿に注意し換気を十分に行う。
曇雨天などで換気が十分行えない場合は、循環扇などを活用し、植物体表面を早く乾かすよう促している。

発病した果実や葉は早急に処分した後、薬剤散布を行う。また、茎葉が繁茂しすぎると通風が悪くなり、病害が発生しやすくなるほか、薬剤もかかりにくくなる。そのため、適宜整枝や葉かきなどを行い、適切な肥培管理を心がける。薬剤散布の際は耐性菌出現防止のため、系統の異なる薬剤のローテーション散布の実施を呼びかけている。

ハダニ類による被害株ハダニ類による被害株

〈施設イチゴ〉

○アザミウマ類およびハダニ類

アザミウマ類の被害を受けた果実は茶褐色でざらざらになり、商品価値を低下させる。3月の巡回調査によると、アザミウマ類の発生は一部のほ場で多くみられ、今後、気温の上昇と共に激発し被害が甚大となる可能性がある。幼虫に対してはIGR系殺虫剤が有効で、適期に散布することで被害を抑制することができる。IGR系統の薬剤は天敵に対しても影響が少ないことが知られている。

ハダニ類の発生はやや少ない傾向だが、季節的に増加する危険性がある。この時期はカブリダニ類などの天敵類の活動も活発になるため、天敵に影響の少ない剤を選択し、天敵と殺虫剤の相乗効果で栽培終盤戦を乗り切るよう呼びかけている。
なお、受粉用ミツバチを導入している場合は、散布薬剤が限定されるため、散布前にミツバチに影響する日数を確認する。

○灰色かび病及びうどんこ病

3月の巡回調査によると、灰色かび病およびうどんこ病の発生はやや少ない傾向だったが、例年、外気温の上昇に伴い増加する。多発すると、防除が難しくなるため、発生を確認した場合は早急に処分し、その後系統の異なる薬剤をローテーション散布を行う。

〈ナシ〉
○黒星病

黒星病は、芽基部の越冬病斑などから胞子が飛散する出蕾期からりん片脱落期、開花期直前が重点防除時期となっている。防除指針を参考に防除を徹底し、落花期以降の発生の拡大を防ぐとともに、薬剤の防除効果を上げるため、越冬病斑の除去の徹底を促している。

○赤星病

中間宿主であるビャクシン上の冬胞子は、3月下旬から4月下旬の降風雨によってナシへ飛散し感染する。降雨前後の薬剤散布が効果的であるため、防除指針を参考に適期を逃さず防除する。

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