「シャインマスカット」「ゆめぴりか」など指定 改正種苗法で海外持ち出し禁止2021年4月9日
農水省は9日、国内の農産物の種や苗木の海外持ち出しを禁止とする品種を発表した。今月、改正種苗法が施行されたのに伴う措置で、海外流出が問題になった高級ブドウの「シャインマスカット」や福岡県のイチゴ「あまおう」、北海道のブランド米「ゆめぴりか」などが対象になっている。
持ち出し禁止品種の発表は、改正種苗法施行から始めて。農研機構(農業・食品産業技術総合研究機構)や道府県が登録している米や果実が中心で、すでに登録された品種が1702、出願中が273となっている。改正前の種苗法では、登録品種の海外持ち出しは違法ではなかった。
経過措置として海外持ち出し制限の届け出は施行日から6カ月間(令和3年9月末まで)に限り、既存の登録品種および出願中の品種についても届け出を受け付ける。経過措置における輸出先国の制限に係わる輸出の品目数と主な品種は次の通り。
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