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タマネギべと病の二次感染株で注意報 和歌山県2021年4月23日

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和歌山県農作物病害虫防除所は4月23日、県北部でタマネギべと病の二次感染株の発生が多い傾向にあることから、令和3年度病害虫発生予察注意報第1号を発表。タマネギべと病の注意報は3月8日に続き2回目となる。

タマネギべと病二次感染株の病斑タマネギべと病二次感染株の病斑

4月下旬の県北部におけるタマネギべと病二次感染株の発生ほ場率は47%(平年26%)、発病株率は1.0%(平年1.2%)だった。発生ほ場率は平年に比べて高く、過去10年と比べ2番目に高い割合となった。

この病は、平均気温15~20℃前後で、降雨が多いときに発生が多くなる。今年は発生ほ場率が高く、さらに今後の気象条件によって発生の増加が懸念されることから、早期の発見と防除徹底を呼びかけている。

防除対策は次のとおり。

○ほ場の見回りをこまめに行い、発病葉を除去し早急に薬剤散布を行う。除去した発病葉は、ほ場の外に持ち出して適切に処分する。また、収穫後の発病葉は翌年の発生源となるため、集めてほ場の外に持ち出し、適切に処分する。

○胞子飛散による感染拡大を防ぐため、発生が認められないほ場においても、予防散布を徹底する。

○薬剤の感受性低下を防ぐため、同一系統の薬剤は連用しない。

○排水を良好にし、降雨による浸冠水や停滞水をなくす。

○防除薬剤は最新の登録情報を参照し、適正に使用する。

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