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米の1か月当たり消費量 2年連続で前年比増-米穀機構調査2021年4月28日

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米の1か月当たりの消費量が2年続けて前年比を上回った。米穀安定供給確保支援機構(米穀機構)が4月26日に発表した米の消費動向調査で分かった。

1人1ヵ月当たり精米消費量の推移

米穀機構は米の消費状況を把握するため、全国の消費世帯モニターを対象とした「米の消費動向調査」を毎月行っている。

3月の平均1人1か月当たりの精米消費量は4453グラムで対前年比▲3.4%だった。このうち家庭内消費量は3079グラムで同▲4.1%、中・外食消費量は1374グラムで同▲2.1%となった。

3月は対前年同月比でマイナスとなったが、令和2年度全体では4730グラムと同2.2%増となった。このうち家庭内消費量は同5.1%増の3274グラムとなった。中・外食消費量は同▲3.7%と減少したが家庭内消費量の伸びが全体の消費量の増加につながった。

ただ、令和元年度は中・外食消費量が同14.0%増え、家庭内消費量の伸びは0.5%増にとどまった。これに対して令和2年度はコロナ禍での自粛や緊急事態宣言が外食消費に大きく影響し、外食消費量はマイナスとなった。外食だけで集計すると▲19.9%と2割減となった。一方で家庭内消費量が5%以上伸び、また中食も7.8%増となり、これには巣ごもり需要が影響したと考えられる。

購入経路はスーパーマーケットが49.8%ともっとも多いことに変わりがないが、生協は前年度の5.9%が7.0%へ、インターネットショップは同8.1%が9.7%へとそれぞれ増えている。

1kg当たりの購入単価(年度平均)はスーパーマーケットが400円、生協が434円、インターネットショップが492円だった。

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