タマネギべと病多発で注意報 大阪府2021年5月11日
大阪府環境農林水産部農政室は5月6日、泉州地域でタマネギべと病の発生が多い傾向にあることから、病害虫発生予察注意報第1号を発表した。
たまねぎべと病2次感染株
3月上旬に行ったべと病発生予察調査で、越年り病株が複数ほ場で見られ、早生系品種では2次感染株が確認された。
4月15日と22日の泉州地域(泉佐野市8ほ場、岸和田市7ほ場)調査では、べと病の発病ほ場率は60.0%(平年37.5%)、発病株率は15.5%(17.1%)で、どちらも平年を上回った。
大阪管区気象台が5月6日に発表した大阪府農業気象速報では、向こう1ヵ月の降水量は、多い確率50%、日照時間は少ない確率50%となっている。今後、降雨や曇天が続く気象条件によっては、べと病の多発が懸念されることから、早期の発見と防除徹底を呼びかけている。
防除対策は次のとおり。
〇発生を認めたら治療効果が期待される剤を散布する。
〇同一薬剤の連用を避ける。以下の薬剤を参考とする。
〇散布については、同一成分薬剤の使用回数、収穫前日数に注意する。
たまねぎべと病の防除薬剤(例)
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