りんご黒星病の発病葉を初確認 山形県2021年5月12日
山形県病害虫防除所は、りんご黒星病の発病葉を初確認し、5月6日に病害虫発生速報第6号で発表した。
花そう葉での発生(葉裏)
5月3日に実施した特別巡回調査の結果、一部の園で花そう葉でりんご黒星病発生を確認した。初確認は前年(4月24日)より遅いが、平年(5月15日)との比較では、2週間程度早い発生となっている。
同防除所によると、今回の葉での発生は、感染好適条件であった4月17日~18日に感染したものが発病したと考えられるとしている。今後、気温の上昇や降雨の影響で、発病葉から新梢葉、幼果への二次感染が懸念されることから、早期の発見と防除徹底を呼びかけている。
防除対策は次のとおり。
○園内をこまめに観察し、発病葉は見つけ次第摘み取り適切に処分する。
○落花直後(中心花の80%が落花したとき)の薬剤散布を徹底する。落花期以降も感染防止のため、散布間隔が10日以上経過しないよう注意する。
○薬剤散布予定日に降雨が予想される場合は、計画を前倒し降雨前に散布する。
○薬剤散布の際は、十分な薬液量(落花期以降は500L以上/10a)で行い、散布ムラが生じないように丁寧に散布作業を行う。
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