「深刻化する主食用米需給問題と水田農業の展望」で研究大会 農業協同組合研究会2021年5月20日
農業協同組合研究会(谷口信和会長)は、6月26日(土)に、第16回研究大会を開催する。
テーマは、「深刻化する主食用米需給問題と水田農業の展望」。小池恒男滋賀県立大名誉教授の解題のあと、青柳斉 新潟大名誉教授と佐々木衛 JAみやぎ登米常務理事の報告が予定されている。
同研究会は、今回のテーマについて概略次のように説明している。
2020年産米から始まった主食用米需給問題の深刻化は、一方ではこれまでの傾向的な主食用米消費の減少に加えてコロナ禍の下での特異な消費減少によって、他方では水田生産調整(転作)作物の採算性低下による主食用米回帰によって引き起こされています。
今回の研究大会においては主として前者に的を絞って検討を行います。
まず、冒頭に座長からの「米問題の現局面」をめぐる包括的な問題提起をして、議論の枠組みを整理する。次いで、この間の主食用米消費構造の変化を世代間の差違という新たな視点から深掘りした研究を紹介し、今後の需要対応のあり方について問題提起をします。
そして、現地からの報告として全国有数の環境保全米(特別栽培米)の生産地であり、日本農業賞(大賞)を受賞したJAみやぎ登米の実践を、消費者との密接な結びつきを通した国内需要開拓の実績と輸出用米への挑戦の視点から紹介することで、より課題に接近することにします。
【研究大会の概要】
〇 日 時:2021年6月26日(土)13:00~16:30
〇 場 所:会場参加=ホテル日本橋サイボー会議室(東京都中央区日本橋人形町3-3-16 地図参照)
※6月21日までに申し込んだ方15名(先着順で会員優先)までとします。
※ オンライン参加(Zoomによるリモート参加)、6月21日までに申し込んだ方に対して招待メールを送付します。
〇 報告者とテーマ
【座長・解題】 「米問題の現局面」:小池恒男氏(滋賀県立大学名誉教授) 13:05~13:20
【報告1】「近年の主食用米消費の変容と今後の需要対応」:青柳 斉氏(新潟大学名誉教授) 13:20~14:05
【報告2】「JAみやぎ登米における環境保全米の取り組みと輸出用米への挑戦」:佐々木衛氏(JAみやぎ登米常務理事)
14:05~14:50
休憩 14:50~15:05
【討論】 15:05~16:25
〇 参加申し込み(期限は6月21日)
・会員は総会・研究大会案内に同封の返信用はがきで申し込んで下さい。
オンライン方式での参加希望者は下記のEメールアドレスに申し込んで下さい。招待メールを送ります。
・非会員で研究大会に参加希望の方は下記の事務局に電話・FAX・Eメールなどで申し込んで下さい。オンライン方式での参加希望者はEメールで申し込んで下さい。
〇 参加費 無料
【問い合わせ・参加申し込み】
農業協同組合研究会 事務局
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-1-15 藤野ビル(農協協会内)
TEL:03-3639-1121 FAX:03-3639-1120
Eメール:nokyoken@jacom.or.jp
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