ぶどうべと病の防除徹底を 大阪府2021年5月25日
大阪府環境農林水産部農政室は5月21日、ぶどうべと病の発生が例年に比べ2~3週間早いことから、病害虫防除情報を発表した。
ぶどう葉裏の白いカビ
今年の近畿地方の梅雨入りは、平年に比べ大幅に早く、南河内地域ではすでにべと病の発生が確認されている。
向こう1ヵ月の降水量は、多い確率50%と予想されており、特に露地栽培でのべと病発生に注意を促している。
べと病は、降雨の多い時期に露地栽培で発生しやすく、一度発生すると急速に被害拡大することが多いため、ほ場の見回りをこまめに行い、発生初期に防除するよう呼びかけている。
防除対策は次のとおり。
〇施設栽培でも雨のかかりやすい場所では発生しやすいため、注意する必要がある。
〇発生ほ場では、使用時期に注意し薬剤防除を行う。
〇発病した葉や果房などは除去し、ほ場外に持ち出すなどして処分する。
〇QoI(FRAC:11)の耐性菌が生じているほ場では使用しない。その他のほ場でも、1作1回程度の使用に努める。
〇発生園地では、収穫後にも防除を行う。
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