オクラのうどんこ病多発で注意報 沖縄県2021年6月4日
沖縄県病害虫防除技術センターは石垣島で、オクラのうどんこ病の発生が多発していことから、病害虫発生予察注意報第3号を5月31日に発表した。
オクラのうどんこ病
石垣島で行った5月第3週のほ場調査の結果、うどんこ病の発生ほ場率は100%(平年値65%)で全ての調査ほ場で確認された。発病葉率は29%(平年値9%)で、平年に比べ多発生となっており、注意を呼びかけている。
この病は、葉に薄く白粉をふりかけたような症状がみられ、病勢が進むと葉柄にも発生し、株の全体が白粉に覆われる。比較的、乾燥条件下で多発しやすく、病葉上に形成された胞子は、乾燥が続くと周囲に飛散し蔓延する。防除対策は次のとおり。
〈防除対策〉
○密植や茎葉の繁茂時に発生しやすいため、下位の罹病葉や残葉は速やかに処分し、風通しを良くする。
○窒素過多にならないようにする。
○草勢を維持し、適切な施肥管理を行う。
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