『ゆるキャン△』とコラボ「日本美しの森 お薦め国有林」ガイドブックを無料配布 林野庁2021年7月16日
林野庁は、自然景観が優れ、森林浴や自然観察などの利用が期待される国有林を「レクリエーションの森」として利用してもらう取組の一環として、人気TVアニメーション『ゆるキャン△』シリーズとコラボレーションし、国有林の魅力やその中にあるキャンプ場の情報を、わかりやすく届けるガイドブックを作成。林野庁Webサイトからダウンロードできるほか、同庁が参加するイベント会場や全国のアウトドア用品店で8月上旬から無料配布する。

日本は国土の約7割が森林で覆われた世界でも有数の森林大国。このうち、林野庁が管理している「国有林」は、森林面積の約3割に当たる。同庁は国有林を守り、育て、利用する様々な取組を行っており、その一つとして、森林浴や野外スポーツ、キャンプなどに適した国有林を「レクリエーションの森」に設定した。中でも特に美しい景観を持ち観光の場としての利用が期待される93か所を「日本美しの森 お薦め国有林」に選定し、施設整備や利用に向けたPRを図っている。
一方、新型コロナウィルスの影響で、3密を回避しながら屋外で楽しめるレクリエーションへの関心が高まっており、中でもキャンプは2020年の流行語の一つに「ソロキャンプ」が選ばれるなど、テレビや雑誌などのメディアやSNSでも多くのコンテンツが制作されている。
ガイドブック「いちおしの森&キャンプBOOK」は、キャンプ経験者やこれからキャンプをしてみたい人や、これまで森林やアウトドア活動に興味がなかった人にも注目されるよう、人気TVアニメーション『ゆるキャン△』シリーズとのコラボで作成。「日本美しの森 お薦め国有林」にある全国7つのキャンプ場の情報をはじめ、登山や温泉、周辺の見どころ、森林内でのルール・マナーなどを盛り込んでおり、持ち歩きができるガイドブックとして利用できる。
『ゆるキャン△』は、山梨県を舞台に女子高校生たちがキャンプをしたり日常生活を送る様子をゆるやかに描いた人気作品。原作者本人のアウトドア経験や取材を元に作品内に織り込まれたキャンプノウハウや、山梨・長野・静岡などモデル地の緻密な描写による日本の自然の美しさの再現が話題となり、新たなファン層を拡大している。TVアニメーションは2018年1月から第1作目、1月からSEASON2が放送され、2022年には映画『ゆるキャン△』の公開が予定されている。
ガイドブック「いちおしの森&キャンプBOOK」
◎主なレクリエーションの森と代表的な場所
自然休養林: 高尾山、屋久島
自然観察教育林:箱根、軽井沢
風景林:嵐山、宮島
森林スポーツ林:風の松原、扇ノ山
野外スポーツ地域:蔵王、苗場
風致探勝林:層雲峡、穂高
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