アジアモンスーンの特質を強調-プレサミットで野上農相2021年7月28日
野上浩太郎農相は7月26日からローマのFAO(国連食糧農業機関)本部で開催されている国連の食料システムサミット・プレサミットに出席し、27日に本会議で閣僚声明を発表した。
サミット出席の野上農相
写真提供:農林水産省
国連食料システムサミット(FSS:Food Systems Summit)は9月にニューヨークで開催される予定となっており、今回はそれに先立つ会合。このサミットは農業生産から食料の供給、消費までを食料システムの視点で捉えて、その持続性確保を世界的な共通の課題として議論する初めての国際会議となる。
プレサミットで野上農相は5月にみどりの食料システム戦略を策定し、イノベーションで食料システムの諸課題を解決することをめざし、2050年までの農林水産業のCO2ゼロエミッション化や、有機農業の拡大、農薬の低減などを目標としていることを表明した。
目標達成にはイノベーションが重要であるほか、バランスのとれた食生活と食文化も重要性も指摘した。
同時に万能の解決策はなく、アジアモンスーン地域の気候は高温多湿であることからCO2削減など課題解決には、「アジア地域に適した解決策が必要だ」と述べたほか、各国、各界との対話と協調の経験に基づいて持続可能な食料システムの未来に貢献すると表明した。
重要な記事
最新の記事
-
令和7年春の叙勲 JA山口中央会元会長・金子光夫氏、JAからつ組合長・堤武彦氏らが受章2025年4月29日
-
【'25新組合長に聞く】JAようてい(北海道) 金子辰四郎組合長(4/11就任) 「国民の胃袋」支える誇り胸に2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(上)2025年4月28日
-
全農 備蓄米 4月に5万5000t出荷2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(下)2025年4月28日
-
【JA人事】石塚克己(茨城県)石塚克己組合長を再任(4月26日)2025年4月28日
-
令和7年度「3-R畜産たい肥散布体験会」を開催 JA全農ひろしま2025年4月28日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年4月28日
-
二重米価制で農政を刷新せよ【森島 賢・正義派の農政論】2025年4月28日
-
ジャガイモ・馬鈴薯・ニドイモ・ナツイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第337回2025年4月28日
-
【農業協同組合研究会】5月31日に研究大会 新基本計画と今後の農政テーマに2025年4月28日
-
里山再生ビオトープ「クミカ レフュジア菊川」創設 クミアイ化学工業2025年4月28日
-
JA大阪南管内ブドウ圃場で農業資材「スキーポン」試験開始 アクプランタ2025年4月28日
-
「世界ミックスダブルスカーリング選手権」日本代表チームの食事をサポート JA全農2025年4月28日
-
「JA全農杯全国小学生選抜サッカー決勝大会」全国から出場計16チームが決定2025年4月28日
-
JAタウン イメージキャラクター「じぇー太」のクリアファイル新発売2025年4月28日
-
全農杯全日本卓球選手権大会栃木県予選会 副賞のとちぎ和牛など「ニッポンの食」で子どもたちを応援 JA全農とちぎ2025年4月28日
-
和紙の製造技術を応用した農業用マルチシート「和紙マルチ」販売開始 日本製紙パピリア2025年4月28日
-
国産ジビエ認証施設に宮城県「大崎市ジビエ食肉処理加工等施設」認証 農水省2025年4月28日
-
お茶を楽しむ「チャチャっとお茶生活キャンペーン」開始 農水省2025年4月28日