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農林水産物輸出 上半期5700億円 過去最高2021年8月4日

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農林水産省は8月3日、2021年上半期(1-6月)の農林水産物・食品の輸出実績を発表した。輸出額は5773億円で前年より1385億円増えて上半期では過去最高額となり、初めて5000億円台となった。

農林水産物輸出 上半期5700億円 過去最高

牛肉 上半期最高の223億円

伸び率は前年比31.6%となった。アルコール飲料、牛肉、ホタテ貝などの輸出が増加した。地域別の増加額は中国が+260億円、米国が+235億円、香港が+148億円となった。

6月単月では946億円で前年より187億円増、24.7%伸びた。昨年7月以来、12か月連続で前年を上回っている。

野上浩太郎農相は、新型コロナウイルスの影響で海外でも家庭食需要が増加していること対応して牛肉や日本酒などの輸出が伸びていることや、外食ニーズの回復などを要因として挙げた。また、中国や米国で経済が回復に向かっており、林産物や水産物も伸びた。

上半期実績5773億円のうち農産物は3754億円だった。このうち畜産物は46.5%増の494億円で牛肉は119%増の223億円と半期で過去最高の輸出額となった。

家庭向けの販売に加えて外食の復活、さらにeコマースへの対応で輸出を伸ばした。

牛乳・乳製品は2.6%増の117億円、鶏卵は30.2%増の26億円、豚肉は33.7%増の9億円となった。ただし、鶏肉は▲48.4%とほぼ半減し5億円となった。高病原性鳥インフルエンザの多発が影響した。

野菜・果実は39.2%増の230億円となった。このうちりんごは67.5%増の65億円で過去最高額となった。

パックご飯 5割増

穀物は9.9%増の255億円。米は1.3%増の27億円となった。香港やシンガポール向けの業務用米は外食店の再開で輸出増が期待されたが、農水省によるとコロナ禍で再び閉店するなどの要因で伸び悩んだほか、コンテナ不足による輸出の遅れも影響しているという。

一方、パックご飯の輸出額は4億5900万円。1億6000万円、53%増加した。パックご飯は加工食品に分類され「米」の輸出額には含まれないが、着実に国産米が輸出されていることになる。米の売り方に工夫が必要なことを示している。

加工食品のなかではアルコール飲料が83%増の564億円となった。日本酒が91%増の174億円、ウィスキーが97%増の260億円、焼酎が52%増の7億円となった。中国、米国向けが中心で、日本酒は家庭需要の増加が要因だという。

林産物では丸太が50%増の113億円、製材が59%増の46億円となった。製材は米国向けが中心で住宅需要の回復で伸び、上半期で過去最高額となった。また、丸太は中国向けが中心だが製材に加工されて米国向けに輸出されているものも多く米国の経済回復を反映した。

水産物ではホタテ貝が74%増の231億円となった。中国向けのホタテが良型で単価が上昇したことも輸出額を伸ばした。真珠は254%増の81億円となった。昨年はコロナ禍で現地で展示会が開催できず激減したが、今年は業者同士の直接取引で輸出が回復した。

政府は2030年に年間5兆円の輸出額目標を掲げている。野上農相は12か月連続で前年実績を上回っていることから「引き続き好調に推移していくと考えている。政府一体となった施策の推進でさらなる輸出拡大を図っていきたい」と述べている。

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