農業経営体 103万900 前年比4.2%減-令和3年2021年8月16日
農林水産省は8月11日、2021(令和3)年2月1日現在の農業構造動態調査結果を発表した。全国の農業経営体数は103万900経営体で前年に比べ4.2%減少した。
農業経営体のうち団体経営体は3万9500経営体で前年に比べ2.9%増加した。このうち法人経営体は3万1600経営体で前年にくらべ2.9%に増加した。団体経営体に占める法人経営体の割合は80%となっている。
法人経営体の内訳は会社法人2万900経営体で前年より900増加、農事組合法人は7500経営体と同200増加した。
経営耕地面積別の動態は北海道では「30~50ha」層の経営体が5.2%、「50~100ha」層が6.8%、「100ha以上」層が21.4%増えた。
一方、都府県では5ha以上で経営体が増加した。このうち「20~30ha」は3.3%、「30ha以上」は1.4%増加した。
10ha以上の農業経営体は56.4%を占め、前年に比べ1.1ポイント増加した。
1経営体あたりの経営耕地面積は3.2ha、うち借入耕地面積は1.3haとなっている。北海道は30.8ha、都府県は2.2haとなった。北海道は0.6ha増えた。
農産物の販売金額規模別の農業経営体数は、前年にくらべ1000万円以上層が増えた。このうち1億円以上は6.3%、5000万~1億円が6.1%増えた。
農産物販売金額1位の部門別構成割合をみると、稲作がもっとも多く54.6%、次いで果樹の13.3%となっている。前年との比較では稲作が55.5%から54.6%へと減少し、その他の部門がおおむね増加した。
青色申告 37.8%
また、青色申告を行っている農業経営体は38万9500経営体で農業経営体に占める割合は37.8%。このうち団体経営体は2万8200経営体で前年に比べ9.7%増加した。
データを活用した農業を行っている農業経営体は20万7800経営体で前年に比べて13.8%増加した。このうち団体経営体は2万200経営体で15.4%増加した。
個人経営体の基幹的農業従事者は130万2100人で同4.5%減少した。農業経営体の常雇い数は14万7700人で前年に比べ5.8%減少した。
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