みどり戦略 現場主義で法制度検討-野上農相2021年8月31日
農林水産省は8月31日、第5回みどりの食料システム戦略本部を開いた。野上浩太郎農相はみどり戦略実現のための予算、税制等の折衝への取り組みとともに次期通常国会に提出する新たな法制度への検討を進める考えを改めて示した。
あいさつする野上農相
農林水産省は同日決定した2022(令和4)年度概算要求のなかで「みどりの食料システム戦略実現技術開発・実証事業」で65億円、みどり戦略の実現に向けて地域の事業活動を支援する「みどりの食料システム戦略推進交付金」で30億円の新規予算を要求している。
野上農相は戦略本部会合で「今回の予算要求は(みどりの食料システム)戦略策定後、初めての予算要求。農林水産省の姿勢、覚悟を伝えるうえできわめて重要な局面にある」と述べた。
また、9月の国連食料システムサミットに向けてアジアモンスーンの地域特性をふまえた農業の持続確保の取り組みが重要だとする声明をASEAN諸国とともに取りまとめて7月のプレ食料サミットの場でも発信しているが、野上農相は「国際舞台でも発信とともに、地に足のついた現場のための施策を施策を進める必要がある」とした。
そのためにみどり戦略が掲げる14のKPIを実現する担保として農業者、事業者の取り組みを後押しする関連法案を次期通常国会へ提出する方針。
野上農相は「今後とも関係団体や現場との意見交換など、現場主義を貫き法制度の検討を進める」と話した。
重要な記事
最新の記事
-
キャベツの高値いつまで 出荷増えるが小玉多く 産地のJA、農家の声2025年1月15日
-
深刻な「米」問題【小松泰信・地方の眼力】2025年1月15日
-
食品産業の海外展開と訪日旅行者の食消費を新たな柱に2025年1月15日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第105回2025年1月15日
-
グルテンフリー、豊富な食物繊維が取れる低GI米粉パン「WE米蒸しパン」新発売 JA北大阪2025年1月15日
-
岩手三陸地域の商品を全国へ「JAおおふなと」送料負担なしキャンペーン実施中 JAタウン2025年1月15日
-
栄養たっぷり和歌山の冬採れ野菜「和歌山フェア」17日から開催 JA全農2025年1月15日
-
くしまアオイファームと協業 冷凍自販機を活用したさつまいも商品を販売 JA三井リース2025年1月15日
-
LINEでカンタン応募「栃木のいちごで愛を伝えようキャンペーン」実施 JA全農とちぎ2025年1月15日
-
「いちごフェア」産地直送通販サイト「JAタウン」で開催2025年1月15日
-
「JAアクセラレーター第7期」募集開始 あぐラボ2025年1月15日
-
役員人事および人事異動(2月26日付) 北興化学工業2025年1月15日
-
精神障害者の自立と活躍へ 農福連携で新たなモデル提供 ゼネラルパートナーズ2025年1月15日
-
全国の児童館・保育園へなわとび・長なわ寄贈 こくみん共済 coop〈全労済〉2025年1月15日
-
宮城県農業高校がグランプリ 第12回「高校生ビジネスプラン・グランプリ」開催 日本公庫2025年1月15日
-
「幻の卵屋さん」川崎、田町に初出店 日本たまごかけごはん研究所2025年1月15日
-
「これからの協働による森林づくりを考える」シンポジウム開催 森づくりフォーラム2025年1月15日
-
インドの農業機械製造会社CLAAS Indiaの買収が完了 ヤンマー2025年1月15日
-
利用者との協同で誕生20年「餃子にしよう!」利用感謝キャンペーン パルシステム2025年1月15日
-
原発事故被災者応援金報告会 組合員募金を活用した3団体が報告 パルシステム連合会2025年1月15日