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需給、価格の情報 生産現場へ迅速に-米の現物市場の目的 JA全中2021年10月8日

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農林水産省の米の現物市場検討会の委員の馬場利彦JA全中専務は10月7日の定例会見で現物市場を開設することで生産現場への迅速な情報提供につながると指摘した。

馬場専務は「現物市場で価格市況を形成するのが趣旨。それによって生産者に需給、価格の状況が的確に、かつ迅速に伝わっていくなかで、需要に応じた生産をさらに進めていけるのではないかと検討に臨んでいる」と述べた。

現在は月に一回、相対取引価格が公表されているが「より迅速な情報提供が必要だ」との考えを示した。

また、メリット、デメリットについては「これから議論されていく」とし、市場が機能するためには「多くの関係者が参画することがいちばんのキーだと思っている」と話した。

JAグループからはJA全農の高尾雅之常務も検討会の委員になっている。

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