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にんじん、はくさいなど安値傾向 11月の野菜の生育状況と価格見通し 農水省2021年11月1日

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農林水産省は10月29日、東京都中央卸売市場に出荷される11月の野菜の生育状況と価格見通を主産地等から聞き取り、結果を公表した。にんじん、はくさい、キャベツ、レタス、ピーマンは、生育が概ね順調で、安値傾向となる見込み。

<現在の生育状況>
◎根菜類(だいこん及びにんじん)
・だいこんは、生育が概ね順調。
・にんじんは、生育が概ね順調であるが、一部の産地では、降雨の影響で生育が若干遅延傾向。

◎葉茎菜類(はくさい、キャベツ等)
・はくさい、レタスは、低温の影響で、生育が緩慢となっている。
・キャベツ、ほうれんそう、ねぎは、生育が概ね順調。

◎果菜類(きゅうり、なす等)
・きゅうりは、低温の影響で、生育が緩慢となっている。
・なす、ピーマン、トマトは、生育が概ね順調。

◎土物類(ばれいしょ、さといも及びたまねぎ)
・ばれいしょ、たまねぎは、7月の高温・干ばつの影響で、玉肥大が進まず、小玉傾向。
・さといもは、生育が順調。

<今後の生育、出荷及び価格見通し>
◎だいこん
主産地で、生育が概ね順調。安定した出荷が見込まれるため、11月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。

◎にんじん
主産地で、降雨の影響で、生育・出荷に若干遅れがあるが、出荷数量の大幅な減少は見込まれず、11月の出荷数量は概ね平年並み。夏秋産地の出荷が続いているため、価格は平年を下回る見込み。

◎はくさい
主産地で、10月中旬の低温の影響で、生育が緩慢となっている。大幅な出荷数量の減少は見込まれず、11月の出荷数量は概ね平年並み。夏秋産地の出荷が続いているため、価格は平年を下回る見込み。

◎キャベツ
主産地で、生育が概ね順調。11月の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。

◎ほうれんそう
主産地で、生育が概ね順調。安定した出荷が見込まれるため、11月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。

◎ねぎ
主産地で、生育が概ね順調。安定した出荷が見込まれるため、11月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。

◎レタス
主産地で、10月中旬の低温の影響で、生育が緩慢となっている。大幅な出荷数量の減少は見込まれず、11月の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。

◎きゅうり
主産地で、10月中旬の低温の影響で、生育が緩慢となっており、出荷数量が減少傾向にある。今後、宮崎県産等の出荷が出そろえば、出荷数量の回復が見込まれるため、11月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移
する見込み。

◎なす
主産地で、生育が概ね順調であり、安定した出荷が見込まれる。11月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。

◎トマト
主産地で、生育が概ね順調であり、安定した出荷が見込まれる。11月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。

◎ピーマン
主産地で、生育が概ね順調。11月の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。

◎ばれいしょ
主産地で、7月の高温・干ばつにより、玉肥大が進まず、小玉傾向。11月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回る見込み。

◎さといも
主産地で、生育が順調であり、安定した出荷が見込まれる。11月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。

◎たまねぎ
主産地で、7月の高温・干ばつにより、玉肥大が進まず、小玉傾向。11月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回る見込み。

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