秋田県で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜を確認 農水省2021年11月10日
農林水産省は11月10日、秋田県横手市の採卵鶏農場で、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたことを発表した。
当該農場は、農家から通報があった時点から飼養家きん等の移動を自粛している。農水省は、日本の現状では、鶏肉や鶏卵を食べることにより、鳥インフルエンザがヒトに感染する可能性はないとしている。
秋田県は11月9日、横手市の農場から、死亡羽数が増加している旨の通報を受け、当該農場に移動の自粛を要請するとともに農場への立入検査を実施。当該鶏について鳥インフルエンザの簡易検査を実施したところ陽性であることが判明した。さらに10日、当該鶏について遺伝子検査を実施した結果、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確認した。
今後は総理指示と「高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針」等に基づき、（1）当該農場の飼養家きんの殺処分及び焼埋却、（2）農場から半径3km以内の区域について移動制限区域の設定、（3）半径3kmから10km以内の区域について搬出制限区域の設定など必要な防疫措置を実施する。
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