鹿児島県で鳥インフルエンザ疑い事例-農水省2021年11月12日
農林水産省は11月12日、鹿児島県出水市の採卵鶏農場で高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例が確認されたことをうけ、「農林水産省鳥インフルエンザ防疫対策本部」(写真)を開催し、今後の対応方針を確認した。
11月12日に農水省で開かれた農林水産省鳥インフルエンザ防疫対策本部
鹿児島が農場で簡易検査を実施したところ、陽性と判明し、PCR検査を実施している。
仮に高病原性鳥インフルエンザであることが確認された場合は、当該農場の飼養鶏の殺処分と埋却、農場から半径3km以内の移動制限区域、3kmから10km以内の搬出制限区域を設定する。
また、感染拡大防止のため発生農場周辺の消毒の強化と、主要道路に消毒ポイントの設置する。
宮崎政務官を派遣し鹿児島県の要望などを聞くともに、連携の強化を図る。疫学調査チームも派遣する。
金子原二郎農相は「都道府県、関係省庁と十分に連携を図り、生産者、消費者、流通業者などへの正確な情報の提供を実施し、迅速に対応していく考えだ」と述べるとともに、全都道府県に対して改めて注意を喚起し、早期発見、早期通報、飼養衛生管理の徹底を指導していくことも強調した。
かりにPCR検査で陽性が確認されれば、秋田県横手市に続き今シーズン2例目となる。
環境省は11日、鹿児島大学が実施した検査により、8日に出水市で採取した環境試料(水鳥の糞便が落ちているねぐら等の水)から、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出(陽性)されたことを発表している。
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